OLE DB プロバイダの作成
更新 : 2007 年 11 月
OLE DB プロバイダを作成する方法として、ウィザードで ATL COM プロジェクトとプロバイダを作成し、OLE DB テンプレートを使用してそのファイルを変更する方法をお勧めします。プロバイダをカスタマイズするときに、不要なプロパティをコメント アウトし、省略可能なインターフェイスを追加できます。
基本的な手順は次のとおりです。
ATL プロジェクト ウィザードを使用して基本のプロジェクト ファイルを作成し、ATL OLE DB プロバイダ ウィザードを使用してプロバイダを作成します。[クラスの追加] の [Visual C++] フォルダの [ATL OLE DB プロバイダ] を選択します。
CMyProviderRS.h で Execute メソッドのコードを変更します。例については、「OLE DB プロバイダへの文字列の読み込み」を参照してください。
MyProviderDS.h、MyProviderSess.h、および MyProviderRS.h の各プロパティ マップを編集します。ウィザードは、プロバイダが実装する可能性のあるすべてのプロパティを含むプロパティ マップを作成します。すべてのプロパティ マップを調べ、プロバイダがサポートする必要のないプロパティを削除またはコメント アウトします。
MyProviderRS.h にある PROVIDER_COLUMN_MAP を更新します。例については、「OLE DB プロバイダへの文字列の格納」を参照してください。
プロバイダをテストする準備ができたら、プロバイダ列挙でプロバイダを検索することによってテストできます。列挙でプロバイダを検索するテスト コードの例については、CATDB サンプルと DBVIEWER サンプル、または「単純なコンシューマの実装」の例を参照してください。
必要に応じてインターフェイスを追加します。例については、「単純な読み取り専用プロバイダの機能の拡張」を参照してください。
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メモ :既定では、OLE DB レベル 0 に準拠したコードが生成されます。アプリケーションが必ずレベル 0 に準拠するようにする場合には、ウィザードが生成したインターフェイスをコードから削除しないでください。