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方法 : ウィンドウを整列およびドッキングする

更新 : 2007 年 11 月

統合開発環境 (IDE: Integrated Development Environment) には、ツール ウィンドウとドキュメント ウィンドウの 2 種類が用意されています。IDE でのウィンドウの配置方法によって、コードの表示や編集に使用する領域を拡大できます。IDE でウィンドウを配置するには、次のような方法があります。

  • タブによりドキュメント ウィンドウをドッキングする。

  • IDE の枠の端にツール ウィンドウをドッキングする。

  • ツール ウィンドウを最小化して IDE の端に配置する。

  • ウィンドウを別々のモニタに表示する。

  • ドキュメント ウィンドウを並べて表示します。

  • ウィンドウの場所を既定のレイアウトにリセットする。

ツール ウィンドウとドキュメント ウィンドウの違いの詳細については、「ウィンドウの種類」を参照してください。

z4y0hsax.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

使用している設定またはエディションによっては、表示されるダイアログ ボックスやメニュー コマンドがヘルプに記載されている内容と異なる場合があります。設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。

ウィンドウのドッキング

ドキュメントを表示するエディタ ウィンドウは、IDE の編集枠にあるタブ付きペイン上で整列できます。

エディタ ウィンドウをドッキングするには

  1. [ツール] メニューの [オプション] をクリックします。

  2. [環境] フォルダを展開し、[全般] を選択します。

    [全般] ([オプション] ダイアログ ボックス - [環境]) が表示されます。

  3. [ウィンドウ レイアウト] の [タブ付きドキュメント] をクリックします。

    このオプションを設定すると、エディタの各インスタンスで開いているドキュメントが、自動的にタブ付きペイン上に配置されます。

ドッキングできる場合、ツール ウィンドウは、IDE ウィンドウの枠の 1 辺に固定できます。ツール ウィンドウを IDE 内の現在の場所から別の場所にドラッグすると、ガイド用のひし形が表示されます。このガイドを利用すると、ツール ウィンドウを IDE の 4 辺のいずれかにすばやく再ドッキングできます。ツール ウィンドウがドッキング解除されている場合、またはドッキングできない場合、ツール ウィンドウはフローティング ウィンドウとして他のウィンドウの上部に表示されます。

ツール ウィンドウをドッキングするには

  1. ドッキングするツール ウィンドウをクリックして選択します。

  2. [ウィンドウ] メニューの [ドッキング可能] をクリックします。

  3. ツール ウィンドウを現在の場所から IDE の中央方向にドラッグします。

    ガイド用のひし形が表示されます。ひし形の 4 つの矢印は、IDE の 4 辺に向いています。

    z4y0hsax.alert_note(ja-jp,VS.90).gifヒント :

    ドッキング可能なウィンドウを特定の場所に固定せずに移動するには、Ctrl キーを押しながらドラッグします。

  4. ドッキング先の場所までウィンドウをドラッグしたら、ガイド用のひし形で対応する場所の上にポインタを移動します。指定した部分にウィンドウの外枠が表示されます。

  5. 示された場所にウィンドウをドッキングするには、マウス ボタンを離します。

    たとえば、IDE の右端にドッキングされている [ソリューション エクスプローラ] を、左端にドッキングする場合は、[ソリューション エクスプローラ] を IDE の中央方向へドラッグし、ガイド用のひし形の左側にマウス ポインタを移動してマウス ボタンを離します。

ツール ウィンドウの最小化

[表示] メニューに表示される、すべてのツール ウィンドウは、自動非表示という機能をサポートしています。自動非表示を使用すると、使用していないツール ウィンドウが IDE の端に最小化されるため、一度により多くのコードを表示できます。自動非表示機能は、マルチ ドキュメント モードの場合にのみ有効です。

自動非表示機能を有効にするには

  • 非表示にするウィンドウをクリックして選択します。

  • [ウィンドウ] メニューの [自動的に隠す] をクリックします。

    または

    ウィンドウのタイトル バーのプッシュピンのアイコンをクリックします。

自動非表示が有効な状態
AutoHideButtonActive スクリーンショット

自動非表示のウィンドウは、フォーカスを失うと、IDE の端にあるタブに自動的に戻ります。ウィンドウが自動非表示になっている場合、IDE の端にあるタブにウィンドウの名前とアイコンが表示されます。自動非表示になっているウィンドウを表示するには、マウス ポインタをタブ上に移動します。タブからウィンドウが開き、使用できる状態になります。

自動非表示機能を無効にするには

  • 表示しておきたいウィンドウをクリックして選択します。

  • [ウィンドウ] メニューの [自動的に隠す] をクリックしてオフにします。

    または

    ウィンドウのタイトル バーのプッシュピンのアイコンをクリックします。

自動非表示が無効な状態
AutoHideOffSymbol スクリーンショット

自動非表示のウィンドウの開閉速度を制御できます。詳細については、「[全般] ([オプション] ダイアログ ボックス - [環境])」を参照してください。

AutoHideInAction スクリーンショット

z4y0hsax.alert_note(ja-jp,VS.90).gifヒント :

[自動的に隠す] が選択されているツール ウィンドウにフォーカスを移すと、そのウィンドウが一時的に表示されます。ウィンドウを再び非表示にするには、そのウィンドウの外部にあるアイテムをクリックします。フォーカスが別のアイテムに移ると、ウィンドウはビューからはずれて元の状態に戻ります。

ツール ウィンドウの自動非表示機能を有効にするには

  1. [ツール] メニューの [オプション] をクリックします。

  2. [環境] フォルダを展開し、[全般] を選択します。

    [全般] ([オプション] ダイアログ ボックス - [環境]) が表示されます。

  3. [ウィンドウ レイアウト] の [マルチ ドキュメント] をクリックします。

  4. [OK] をクリックしてから、Visual Studio を終了して再起動します。

    Visual Studio がマルチ ドキュメント モードになったら、ツール ウィンドウを IDE の端に最小化できます。

  5. [マルチ ドキュメント] モードで、ドッキング対象のツール ウィンドウを選択し、前述の「ツール ウィンドウをドッキングするには」の手順に従って操作します。

    z4y0hsax.alert_note(ja-jp,VS.90).gifヒント :

    ドッキング可能なウィンドウを特定の場所に固定せずに移動するには、Ctrl キーを押しながらモニタ 画面上でウィンドウをドラッグします。

  6. ドッキングされているツール ウィンドウを右クリックし、[自動的に隠す] をクリックします。ウィンドウが最小化されて、IDE の端のタブに戻ります。

  7. ウィンドウを表示するには、マウス ポインタを IDE フレームの対象のタブの上に移動します。

    z4y0hsax.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    [自動的に隠す] の操作対象が、個々のウィンドウなのか、ドッキングされているウィンドウ グループなのかを確認するには、[全般] ([オプション] ダイアログ ボックス - [環境]) の [[自動的に隠す] ボタンを、アクティブなツール ウィンドウに対してのみ実行する] オプションを参照してください。

モニタの指定

2 台目のモニタがあり、プラットフォームで使用できる場合は、ウィンドウをいずれのモニタに表示するのかを選択できます。

ツール ウィンドウを異なるディスプレイに表示するには

  1. [コントロール パネル] の [画面] 設定を使用して、複数のモニタの構成をセットアップします。詳細については、Windows ヘルプを参照してください。

  2. ツール ウィンドウを別のディスプレイにドラッグします。この方法を使用できるのは、プラットフォームで複数のディスプレイがサポートされている場合だけです。

ドキュメント ウィンドウを並べて表示する方法

コードの編集中に一度に複数のドキュメントを表示する場合は、ドキュメント ウィンドウを並べて表示できます。

ドキュメント ウィンドウを並べて表示するには

  • IDE が [タブ付きドキュメント] モードで実行されている場合は、タブの 1 つを選択し、現在表示されているドキュメント タイル ウィンドウの上または下にドラッグします。新規のドキュメント タイル ウィンドウが配置される場所に、四角形の外枠が表示されます。

    または

  • IDE を [マルチ ドキュメント] ウィンドウ レイアウトで使用するように設定した場合は、[ウィンドウ] メニューの [上下に並べて表示] か [左右に並べて表示] をクリックします。詳細については、「[全般] ([オプション] ダイアログ ボックス - [環境])」を参照してください。

ウィンドウ レイアウトのリセット

[ウィンドウ レイアウトのリセット] コマンドを使用して設定を IDE の元のウィンドウ レイアウトに戻すことができます。このコマンドを実行すると、次のアクションが発生します。

  • すべてのウィンドウが既定の場所に移動されます。

  • 既定のウィンドウでは閉じられているウィンドウは、このコマンドによって閉じられます。

  • 既定のウィンドウでは開かれているウィンドウは、このコマンドによって開かれます。

現在の設定を変更することで、異なる既定ウィンドウ レイアウトを指定できます。詳細については、「方法 : 選択した設定を変更する」を参照してください。

ウィンドウの場所を既定のレイアウトにリセットするには

  1. [ウィンドウ] メニューの [ウィンドウ レイアウトのリセット] をクリックします。

  2. メッセージ ボックスの [はい] をクリックします。

参照

参照

ウィンドウの種類

その他の技術情報

ウィンドウの管理