IObjectSafetyImpl クラス
更新 : 2007 年 11 月
このクラスは、IObjectSafety インターフェイスの既定の実装を提供して、クライアント側でオブジェクトの安全レベルを取得および設定できるようにします。
template <class T, DWORD dwSupportedSafety>
class IObjectSafetyImpl
パラメータ
T
IObjectSafetyImpl の派生クラス。dwSupportedSafety
コントロールでサポートされる安全性のオプション。次のいずれかの値になります。
INTERFACESAFE_FOR_UNTRUSTED_CALLER SetInterfaceSafetyOptions のパラメータ riid で識別されたインターフェイスで、スクリプトの安全性が保証されます。
INTERFACESAFE_FOR_UNTRUSTED_DATA SetInterfaceSafetyOptions のパラメータ riid で識別されたインターフェイスで、初期化時にデータの安全性が保証されます。
解説
IObjectSafetyImpl クラスは、IObjectSafety の既定の実装を提供します。IObjectSafety インターフェイスを使うと、クライアント側でオブジェクトの安全レベルを取得および設定できます。たとえば、Web ブラウザで IObjectSafety::SetInterfaceSafetyOptions を呼び出して、初期化の安全性とスクリプトの安全性をコントロールに設定できます。
また、IMPLEMENTED_CATEGORY マクロを CATID_SafeForScripting コンポーネント カテゴリおよび CATID_SafeForInitializing コンポーネント カテゴリと共に使用する方法でも、コンポーネントの安全性を指定できます。
関連トピック ATL チュートリアル、ATL プロジェクトの作成
必要条件
ヘッダー : atlctl.h