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CComBSTR クラス

更新 : 2007 年 11 月

このクラスは、BSTR のラッパー クラスです。

class CComBSTR

解説

CComBSTR クラスは、プリフィックスとして長さが付加された文字列 BSTR のラッパー クラスです。この長さは、文字列内のデータの前のメモリ位置に整数として格納されます。

BSTR は、最後にカウントされた文字の後に NULL 文字が付加されて終了します。ただし、文字列内に NULL 文字を埋め込むこともできます。したがって、文字列の長さは、最初の NULL 文字で判断するのではなく、文字数によって判断します。

zh7x9w3f.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

CComBSTR クラスは、引数として ANSI 文字列または Unicode 文字列のどちらかを取るいくつかのメンバ (コンストラクタ、代入演算子、および比較演算子) を提供します。これらの関数の ANSI バージョンは、Unicode バージョンほど効率的ではありません。一時的な Unicode 文字列が内部的に作成されることがよくあるためです。効率の面から、できる限り Unicode バージョンを使用してください。

zh7x9w3f.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

Visual Studio .NET では検索の動作が改良されたため、以前のリリースではコンパイルできた bstr = L"String2" + bstr; などのコードは、bstr = CStringW(L"String2") + bstr として実装する必要があります。

CComBSTR を使用する場合の注意点については、「CComBSTR を使用したプログラミング」を参照してください。

必要条件

ヘッダー : atlbase.h

参照

概念

ATL と MFC の文字列変換マクロ

その他の技術情報

CComBSTR のメンバ

ATL クラスの概要