Condition プロパティ
ターゲット コンピューターへのインストール時に満たす必要のある (True と評価されるべき) 条件を指定します。 Condition プロパティを使用すると、インストーラーに条件ロジックを追加できます。たとえば、特定のバージョンのオペレーティング システムにだけファイルをインストールできます。 また、ファイル、レジストリ、またはコンポーネントの各検索と組み合わせて、指定したアイテムが見つからない場合はインストールを終了させることもできます。 AlwaysCreate プロパティは True に設定されている必要があります。そうでないと条件が評価されません。
注意
条件は、フォルダーではなく、ファイルやコンポーネントに対して適用されます。 フォルダーに対して条件を設定することもできますが、通常は、その条件は無視されます。ただし、AlwaysCreate プロパティが True に設定された空のフォルダーについては例外です。 その場合は、フォルダーにダミーのコンポーネントが作成され、そのコンポーネントに対して条件が設定されます。
設定
Condition プロパティには、True または False と評価できる有効な条件付きステートメントから成る文字列を設定します。 このステートメントは、Windows インストーラーの条件またはプロパティ、Property プロパティの値、ファイル、レジストリ、またはコンポーネントの各検索の Name プロパティ、またはこれらのステートメントを論理演算子で結合したステートメントのいずれかです。
たとえば、セットアップ プロジェクトには、一連のチェック ボックスが配置されたダイアログ ボックスが用意され、その中の 1 つ、CheckBox1 チェック ボックスの CheckBox1Property が CHECKBOXA1 に設定されています。 ユーザーが CheckBox1 をオンにしたかどうかを判断するには、Condition プロパティに「CHECKBOXA1=1」という式を設定します。 詳細については、「チュートリアル : Windows ベースのアプリケーションの配置」の「Internet Explorer のバージョンを確認する起動条件を追加するには」を参照してください。
Condition プロパティは、起動条件の設定と組み合わせて使います。詳細については、「配置での起動条件の管理」を参照してください。
参照
参照
Using Windows Installer Properties (Windows インストーラーのプロパティの使用)
Windows Installer Conditional Statement Syntax (Windows インストーラーの条件付きステートメントの構文)