/FC (診断時のソース コード ファイルの完全パス)
診断時にコンパイラに渡される、ソース コード ファイルの完全パスを表示します。
/FC
解説
次のコードを例に取ります。
// compiler_option_FC.cpp
int main( ) {
int i // C2143
}
/FC を指定しないと、この診断テキストは次の診断テキストのようになります。
- compiler_option_FC.cpp(5) : error C2143: 構文エラー : ';' が '}' の前にありません。
/FC を指定すると、この診断テキストは次の診断テキストのようになります。
- c:\test\compiler_option_FC.cpp(5) : error C2143: 構文エラー : ';' が '}' の前にありません。
__FILE__ マクロを使用するときにファイル名の完全パスを確認する場合も、/FC を指定する必要があります。 __FILE__ の詳細については、「Predefined Macros」を参照してください。
/FC オプションは、/ZI によって暗黙的に指定されます。 /ZI の詳細については、「/Z7、/Zi、/ZI (デバッグ情報の形式)」を参照してください。
Visual Studio 開発環境でこのコンパイラ オプションを設定するには
プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。 詳細については、「方法 : プロジェクト プロパティ ページを開く」を参照してください。
[構成プロパティ] ノードを展開します。
[C/C++] ノードを展開します。
[詳細] プロパティ ページをクリックします。
[完全パスの使用] プロパティを変更します。
このリンカーをコードから設定するには
- UseFullPaths を参照してください。