名前空間 (C# プログラミングガイド)

[アーティクル]
08/09/2011

C# プログラミングでは、名前空間が 2 つの点で盛んに使用されます。 1 つは、.NET Framework では、次のように名前空間を使用して多くのクラスを編成します。

System.Console.WriteLine("Hello World!");

System が名前空間で、Console がこの名前空間のクラスです。 using キーワードを使用すると、次の例のように完全な名前を記述する必要がなくなります。

using System;

Console.WriteLine("Hello");
Console.WriteLine("World!");

詳細については、「using ディレクティブ (C# リファレンス)」を参照してください。

もう 1 つは、独自の名前空間を宣言すると、大型のプログラミングプロジェクトでクラス名とメソッド名のスコープの管理が容易になります。次の例に示すように、namespace キーワードを使用して名前空間を宣言します。

namespace SampleNamespace
{
    class SampleClass
    {
        public void SampleMethod()
        {
            System.Console.WriteLine(
              "SampleMethod inside SampleNamespace");
        }
    }
}

名前空間の概要

名前空間には、次の特徴があります。

名前空間を使用することにより、大型のコードプロジェクトを整理できます。
名前空間は、. 演算子を使って区切ります。
using directiveを使用すると、クラスごとに名前空間の名前を指定する必要がなくなります。
global 名前空間は "ルート" 名前空間です。global::System は、常に .NET Framework 名前空間の System を参照します。