ソリューション項目
ソリューションは、コンテナーとして複数の種類の項目を追跡できます。 たとえば、プロジェクトはソリューション内にあります。 しかし、項目をプロジェクトに関連付けず、ソリューションに関連付けて管理することもできます。 このような項目は、ソリューション項目と見なされ、ソリューション エクスプローラーの [ソリューション項目] フォルダーに表示されます。 ソリューション項目は、ソリューションを開くと、いつでもソリューション エクスプローラーから使用できます。
プロジェクトに依存しないソリューション項目
[ソリューション項目] フォルダー内の項目は、プロジェクト ファイルとは別に作成した、プロジェクトに依存しないファイルです。 これらの項目が表すファイルは、プロジェクトの開発には必要不可欠ですが、特定のプロジェクトには属しません。
一般的なソリューション項目の例として、カスケード スタイル シート (CSS) があります。 たとえば、1 つのカスケード スタイル シート (CSS) を使って、複数のプロジェクトにある無数の Web ページの書式を標準化できます。 ソリューションを閉じても、スタイル シートは Web ページと共に残ります。 再びソリューションを開くと、ソリューション エクスプローラーの [ソリューション項目] ノードの下にスタイル シートが表示されます。
ソリューション エクスプローラーで、追加したプロジェクトの下に表示されるプロジェクト ファイルは、プロジェクトやソリューションのビルドに含まれます。 [ソリューション項目] フォルダーに表示されるソリューション ファイルは、ビルドされません。
ソース管理は、プロジェクトやプロジェクト ファイルと同様に、ソリューション項目でも使用できます。 ソリューション項目は、ソリューション内のプロジェクトにとって必要不可欠です。 ソリューション項目はリンクとして管理されるため任意の場所に保存できますが、ソリューション ディレクトリに保存することをお勧めします。 ソリューション項目の場所は、ソリューション (.sln) ファイルによって記録および追跡されます。