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メモリ管理 : ヒープ割り当て

ヒープとは、プログラムで必要になったときに利用できるように用意されているメモリ領域のことです。 ヒープは、プログラム コードやスタックとは別のメモリ領域です。 一般的な C プログラムでは、関数 mallocfree を使ってヒープにメモリを割り当て、解放します。 MFC のデバッグ バージョンには、ヒープ メモリにオブジェクトを割り当て、解放するために C++ の組み込み演算子 newdelete の修正版が用意されています。

mallocfree の代わりに newdelete を使うと、MFC のメモリ管理機能のデバッグ バージョンを利用できます。この機能ではメモリ リークを検出できます。 リリース バージョンの MFC を使ってプログラムをビルドすると、標準の new 演算子と delete 演算子によってメモリの割り当ておよび解放が効率的に行われます (リリース バージョンの MFC にはこれらの演算子の修正版はありません)。

オブジェクトに割り当てられる総ヒープ メモリ量は、システムの仮想メモリの容量によって限定されます。

参照

概念

メモリ管理