次の方法で共有


@position ディレクティブ

わかりやすい位置情報をエラー メッセージに表示します。

@set @position(end | [file = fname ;] [line = lnum ;] [column = cnum])

引数

  • fname
    file がある場合は、必ず指定します。 ファイル名を表すリテラル文字列で、ドライブまたはパス情報も指定できます。

  • lnum
    line がある場合は、必ず指定します。 コードの行を表す正の整数。

  • cnum
    column がある場合は、必ず指定します。 コードの列を表す正の整数。

解説

JScript コードの作成者が記述するプログラム コードと、コンパイルされて実行される実際のコードは異なる場合があります。 これは、ASP.NET などのホスト環境や開発ツールが独自のコードを生成し、プログラムに追加することがあるためです。 一般的に、このようなコードは作成者に関係ありませんが、エラーが発生したときに混乱を招く可能性があります。

コンパイラが、エラーの発生した行を作成者のコードで正しく識別する代わりに、元のコードに存在しない行を誤って識別する場合があります。 これは、生成された追加コードによって、元のコードの相対位置が変更されているためです。

使用例

次の例では、ファイルの行番号が、JScript ホストによって挿入されたコードに合わせて変更されています。 左の列の行番号が、開発者に対して表示される元のソースの行番号です。

01  ..  // 10 lines of host-inserted code.
..  ..  //...
10  ..  // End of host-inserted code.
11  ..  @set @position(line = 1)
12  01  var i : int = 42;
13  02  var x = ; // Error reported as being on line 2.
14  03  //Remainder of file.

必要条件

バージョン .NET

参照

参照

@set ステートメント

@debug ディレクティブ