ビューのプロパティ (Visual Database Tools)
ビューには 2 セットのプロパティがあります。一方にはサーバー エクスプローラーから、もう一方にはクエリおよびビュー デザイナーからアクセスできます。 どちらの場合も、プロパティはプロパティ ウィンドウに表示されます。
サーバー エクスプローラーでビューを選択すると、小さい、読み取り専用プロパティのセットがプロパティ ウィンドウに表示されます。
ビューをクエリおよびビュー デザイナーで開くと、大きいセットが表示されます。 特に断りのない限り、このプロパティをプロパティ ウィンドウで編集できます。
注意
このトピックでは、アルファベット順ではなくカテゴリ別にプロパティが示されています。
注意
実際に画面に表示されるダイアログ ボックスとメニュー コマンドは、アクティブな設定またはエディションによっては、ヘルプの説明と異なる場合があります。 設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。 詳細については、「設定の操作」を参照してください。
サーバー エクスプローラーからのビューのプロパティの表示
[(ID)] カテゴリ
展開して [オブジェクト名] プロパティを表示します。[オブジェクト名]
選択したビューの名前を表示します。[その他] カテゴリ
展開して [Is Encrypted] プロパティを表示します。 Microsoft SQL Server だけに適用されます。[Is Encrypted]
このビューを暗号化するかどうかを示します。 暗号化すると、ビュー定義のテキストが完全に非表示になります。 Microsoft SQL Server だけに適用されます。注意 ビューを暗号化すると、ビュー定義を表示できなくなります。このため、暗号化したビューは変更できません。 変更するには、暗号化したビューを削除し、再度作成する必要があります。
クエリおよびビュー デザイナーにおけるビューのプロパティの表示
[(ID)] カテゴリ
展開すると、[オブジェクト名]、[説明]、および [スキーマ] の各プロパティが表示されます。[オブジェクト名]
選択したビューの名前を表示します。[データベース名]
選択したテーブルのデータ ソースの名前を表示します。[説明]
選択したテーブルの説明が表示されます。 説明全体を表示する、または説明を編集するには、説明をクリックして、プロパティの右側にある省略記号 [(...)] をクリックします。Schema
選択したビューが所属するスキーマの名前を表示します。 Microsoft SQL Server だけに適用されます。[サーバー名]
データ ソースのサーバーの名前を表示します。[ビュー デザイナー] カテゴリ
展開して残りのプロパティを表示します。[スキーマにバインド]
このビューの基になるオブジェクトに対して、ビュー定義を無効にするような変更をユーザーが加えられないようにします。[一意の値]
クエリによってビュー内の重複している値を取り除くように指定します。 このオプションは、テーブルの一部の列だけを使用するときに、使用する列に重複した値が含まれる可能性のある場合、または 2 つ以上のテーブルを結合するプロセスによって結果セットに重複した行が生成される場合に便利です。 このオプションを選択することは、SQL ペインでステートメントに DISTINCT というキーワードを挿入することと同じです。[GROUP BY 拡張子]
集計クエリに基づくビューの追加オプションが使用できるように指定します。 Microsoft SQL Server だけに適用されます。[Deterministic]
選択した列のデータ型を確定できるかどうかが表示されます。[Indexable]
選択したビューをインデックス化できるかどうかを示します。 ビューにインデックスを付けることができない場合、ビューの所有者でないか、データ型が text、ntext、または image の列がビューに含まれている可能性があります。[すべての列を出力]
選択したビューによってすべての列が返されるかどうかを示します。 これは、ビューの作成時に設定されます。[SQL コメント]
SQL ステートメントの説明を表示します。 説明全体を表示する、または説明を編集するには、説明をクリックして、プロパティの右側にある省略記号 [(...)] をクリックします。 ビューの使用者やビューをいつ使用するかなどの情報をコメントに含めることもできます。 SQL Server 7.0 以降のデータベースだけに適用されます。[Top の指定] カテゴリ
展開すると、 [(Top)]、[パーセント]、[式]、および [With Ties] プロパティのプロパティを表示します。Top
ビューに TOP 句が含まれるように指定します。この場合、最初の n 行または最初の n% の行だけが結果セットに返されます。 既定では、ビューは最初の 10 行を結果セットに返します。これは、返される行数を変更するか、異なるパーセントを指定する場合に使用します。 SQL Server 7.0 以降だけに適用されます。
式
ビューが返す割合 ([Percent] が [はい] に設定されている場合) またはレコード数 ([Percent] が [いいえ] に設定されている場合) を示します。[Percent]
クエリに TOP 句が含まれるように指定します。この場合、最初の n% の行だけが結果セットに返されます。 Microsoft SQL Server だけに適用されます。[With Ties]
ビューに WITH TIES 句が含まれるように指定します。 WITH TIES は、ビューに ORDER BY 句と割合に基づく TOP 句が含まれる場合に便利です。 このオプションを設定すると、ORDER BY 句の列で同一の値を持つ行がセットになり、行セットの一部がパーセンテージによる制限で切り捨てられてしまう場合は、すべての行が含まれるように、クエリで指定されるパーセンテージが増やされます。 Microsoft SQL Server だけに適用されます。[更新の指定] カテゴリ
展開すると、 [(表示規則を使用して更新)] プロパティおよび [オプションのチェック] プロパティのプロパティが表示されます。[ビュー ルールを使って更新]
Microsoft Data Access Component (MDAC) によって、ビューに対するすべての更新および挿入が、ビューのベース テーブルを直接参照する SQL ステートメントではなく、ビューを参照する SQL ステートメントに変換されることを示します。場合によっては、MDAC は、ビューの更新および挿入操作をビューの基になるベース テーブルに対する更新および挿入として示すこともあります。 [ビュー ルールを使って更新] を選択することで、MDAC が更新および挿入操作を必ずビュー自体に対して生成するように指定できます。
[CHECK OPTION]
このビューを開いて [結果] ペインを更新するときに、追加または変更されたデータがビュー定義の WHERE 句を満たすかどうかをデータ ソースがチェックすることを示します。 変更が WHERE 句を満たしていない場合、エラーと共に詳細情報が表示されます。