次の方法で共有


CPropertySheet::Construct

CPropertySheet オブジェクトを構築します。

void Construct(
   UINT nIDCaption,
   CWnd* pParentWnd = NULL,
   UINT iSelectPage = 0 
);
void Construct(
   LPCTSTR pszCaption,
   CWnd* pParentWnd = NULL,
   UINT iSelectPage = 0 
);
void Construct(
   UINT nIDCaption,
   CWnd* pParentWnd,
   UINT iSelectPage,
   HBITMAP hbmWatermark,
   HPALETTE hpalWatermark = NULL,
   HBITMAP hbmHeader = NULL 
);
void Construct(
   LPCTSTR pszCaption,
   CWnd* pParentWnd,
   UINT iSelectPage,
   HBITMAP hbmWatermark,
   HPALETTE hpalWatermark = NULL,
   HBITMAP hbmHeader = NULL 
);

パラメーター

  • nIDCaption
    プロパティ シートで使用するキャプションの ID。

  • pParentWnd
    プロパティ シートの親ウィンドウへのポインター。 NULL の場合は、アプリケーションのメイン ウィンドウが親ウィンドウになります。

  • iSelectPage
    最初に最前面に表示するページのインデックス。 既定では、シートに最初に追加されたページが最前面に表示されます。

  • pszCaption
    プロパティ シートに使用されるキャプションを格納した文字列へのポインター。 NULL は指定できません。

  • hbmWatermark
    プロパティ ページのウォーターマーク ビットマップへのハンドル。

  • hpalWatermark
    ウォーターマーク ビットマップおよびヘッダー ビットマップのパレットへのハンドル。

  • hbmHeader
    プロパティ ページのヘッダー ビットマップへのハンドル。

解説

クラスのコンストラクターが 1 つも呼び出されていない場合に、このメンバー関数を呼び出します。 たとえば、CPropertySheet オブジェクトの配列を宣言または確保するときに、Construct を呼び出します。 配列の場合は、配列のメンバーごとに Construct を呼び出します。

プロパティ シートを表示するには、DoModal または Create を呼び出します。 最初のパラメーターで指定した文字列が、プロパティ シートのキャプション バーに表示されます。

先にリストした Construct の 3 番目と 4 番目のプロトタイプを使用して、hbmWatermark や hpalWatermark、hbmHeader の有効な値を渡すと、ウォーターマークやヘッダー イメージを自動的に表示させることができます。

使用例

次の例では、どのような場合に Construct を呼び出すかを示しています。

const int c_cSheets = 3;
CPropertySheet   grpropsheet[c_cSheets];
// no need to call Construct for this next one
CPropertySheet   someSheet(_T("Some sheet"));

LPTSTR rgszSheets[c_cSheets] = {
   _T("Sheet 1"),
   _T("Sheet 2"),
   _T("Sheet 3")
};

for (int i = 0; i < c_cSheets; i++)
    grpropsheet[i].Construct(rgszSheets[i]);

必要条件

**ヘッダー:**afxdlgs.h

参照

参照

CPropertySheet クラス

階層図

CPropertySheet::CPropertySheet

CPropertySheet::DoModal

CPropertySheet::Create

その他の技術情報

CPropertySheet のメンバー