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文字データ型 (Visual Basic)

Visual Basic には、出力する文字や表示する文字を処理する文字データ型が用意されています。 char 型 (Char) は 1 文字、文字列型 (String) は不特定数の文字を格納します。どちらの型も Unicode 文字を処理します。

Visual Basic データ型の side-by-side の比較を示す表については、「データ型の概要 (Visual Basic)」を参照してください。

char 型 (Char)

char データ型 (Char) は、2 バイト (16 ビット) の Unicode 文字の 1 文字です。 常に 1 文字しか格納しない変数の場合は、Char として宣言します。 次に例を示します。

' Initialize the prefix variable to the character 'a'.
Dim prefix As Char = "a"

Char または String 変数で指定可能な値は、Unicode 文字セット内のコード ポイント、または文字コードです。 Unicode 文字には、基本 ASCII 文字セット、その他各種のアルファベット文字、アクセント、通貨記号、分数、発音記号、数学および科学技術記号が含まれます。

注意

Unicode 文字セットでは、コード ポイント D800 ~ DFFF (10 進数表現で 55296 ~ 55551) をサロゲート ペア用に予約します。サロゲート ペアでは、単一のコード ポイントを表すのに 2 つの 16 ビット値が必要です。 Char 変数では、サロゲート ペアを保持することはできません。また、String では、このようなペアを保持するためには 2 桁を使用します。

詳細については、「文字型 (Char) (Visual Basic)」を参照してください。

文字列型 (String)

文字列型 (String) は、0 個以上の 2 バイト (16 ビット) の Unicode 文字列です。 変数に格納する文字数が不定の場合は、変数を String 型で宣言します。 次に例を示します。

' Initialize the name variable to "Monday".
Dim name As String = "Monday"

詳細については、「文字列型 (String) (Visual Basic)」を参照してください。

参照

処理手順

データ型のトラブルシューティング (Visual Basic)

概念

複合データ型 (Visual Basic)

Visual Basic におけるジェネリック型 (Visual Basic)

データ型の実装 (Visual Basic)

Visual Basic での型宣言を省略したプログラミング

型文字 (Visual Basic)

その他の技術情報

基本データ型 (Visual Basic)

Visual Basic における型変換