ヘッダー項目の外観のカスタマイズ
ヘッダー コントロール (CHeaderCtrl::Create) を新規作成するときに、パラメーター dwStyle を設定すると、ヘッダー項目、またはヘッダー コントロール自体の外観と動作を定義できます。
以下に、設定可能なスタイルの例と用途を示します。
ヘッダー項目をプッシュ ボタンのような外観にするには、HDS_BUTTONS スタイルを使用します。
Microsoft Outlook で特定の列を基準にデータを並べ替えるように、ヘッダー項目上のマウス クリックに応答するアクションを実行する場合に、このスタイルを使用します。
マウス カーソルが通過するときのヘッダー項目を "ホット トラッキング" 表示にするには、HDS_HOTTRACK スタイルを使用します。
このスタイルを設定すると、ポインター位置のヘッダー項目が立体的に浮き上がって表示されます。これ以外のヘッダー項目はフラット バー表示です。
ヘッダー コントロールが非表示であることを示すには、HDS_HIDDEN スタイルを使用します。
HDS_HIDDEN スタイルは、ヘッダー コントロールがデータのコンテナーとして使用され、コントロールとしては表示されないことを示します。 このスタイルでは、コントロールが自動的に非表示になるわけではありませんが、CHeaderCtrl::Layout の動作が影響を受けます。 WINDOWPOS 構造体の cy メンバーによって返された値は、コントロールが表示されないことを示す 0 になります。
これらのプロパティの詳細については、Windows SDK の「Items」を参照してください。 ヘッダー コントロールへの項目の追加については、「ヘッダー コントロールへの項目の追加」を参照してください。