difftime、_difftime32、_difftime64
2 つの時間の差を計算します。
double difftime(
time_t timer1,
time_t timer0
);
double _difftime32(
__time32_t timer1,
__time32_t timer0
);
double _difftime64(
__time64_t timer1,
__time64_t timer0
);
パラメーター
timer1
終了時刻。timer0
開始時刻。
戻り値
difftime は、timer0 から timer1 までの経過時間 (秒) を返します。 戻り値は、倍精度の浮動小数点数です。 戻り値が 0 の場合はエラーを示します。
解説
difftime 関数は、指定された 2 つの時刻値 timer0 と timer1 の差を計算します。
指定する時刻値は、time_t の範囲内にあることが必要です。 time_t64 ビット値です。 したがって、この範囲の終わりは 2038 年 1 月 19 日 3 時 14 分 7 秒から 3000 年 12 月 31 日 23 時 59 分 59 秒に拡張されます。 time_t の範囲の最小値は、1970 年 1 月 1 日午前 0 時のままです。
difftimeいずれかに評価されるインライン関数で_difftime32または_difftime64かどうかに応じて_USE_32BIT_TIME_T定義されています。 _difftime32 と _difftime64 は、特定のサイズの時間型の適用を強制する場合に使用します。
これらの関数では、パラメーターの検証が行われます。 いずれかのパラメーターが 0 以下の場合、「パラメーターの検証」に説明されているように、無効なパラメーター ハンドラーが呼び出されます。 実行の継続が許可された場合、これらの関数は 0 を返し、errno を EINVAL に設定します。
必要条件
ルーチン |
必須ヘッダー |
---|---|
difftime |
<time.h> |
_difftime32 |
<time.h> |
_difftime64 |
<time.h> |
互換性の詳細については、「C ランタイム ライブラリ」の「互換性」を参照してください。
使用例
// crt_difftime.c
// This program calculates the amount of time
// needed to do a floating-point multiply 500 million times.
//
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <time.h>
int main( void )
{
time_t start, finish;
long loop;
double result, elapsed_time;
printf( "Multiplying 2 floating point numbers 500 million times...\n" );
time( &start );
for( loop = 0; loop < 500000000; loop++ )
result = 3.63 * 5.27;
time( &finish );
elapsed_time = difftime( finish, start );
printf( "\nProgram takes %6.0f seconds.\n", elapsed_time );
}