次の方法で共有


[Framework と参照] ([<プロジェクト名> プロパティ ページ] ダイアログ ボックス - )

更新 : 2010 年 7 月

このプロパティ ページを使用して、C++ プロジェクトから .NET Framework アセンブリ、COM コンポーネント、または外部プロジェクトへの参照を設定します。

このプロパティ ページを開くには、ソリューション エクスプローラーでプロジェクトを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。次に、[共通プロパティ] ノードを展開し、[参照] をクリックします。

[対象の Framework]

既定では、新しいプロジェクトの対象のフレームワークは .NET Framework 4 に設定されます。 IDE では、対象のフレームワークの変更はサポートされていませんが、手動で変更することができます。

プロジェクト ファイル (.vcxproj) では、既定の対象のフレームワークは <TargetFrameworkVersion>v4.0</TargetFrameworkVersion> プロパティ要素で表されます。 対象のフレームワークを変更するには、プロジェクトをアンロードし、プロジェクト ファイルをテキスト エディターで開いて、プロパティ要素の値を v4.0 からサーバーにインストールされている別のバージョンに変更します。 たとえば、v3.5 と指定した場合、.NET Framework v3.5、Visual Studio 2008 SP1 をインストールする必要があることを表します。 ファイルを保存して閉じ、プロジェクトを再度読み込んで、プロパティ ページに対象のフレームワークが表示されることを確認します。

参照

[参照] ペインには、プロジェクトで現在参照されているすべてのコンポーネント (.NET Framework アセンブリ、COM コンポーネント、外部プロジェクトなど) の一覧が表示されます。

  • [新しい参照の追加]
    [参照の追加] ダイアログ ボックスが開きます。

  • [参照の削除]
    [参照] ボックスの一覧で選択された参照を削除します。

[ActiveX 参照プロパティ]

ActiveX 参照プロパティは、COM コンポーネントの参照でのみ利用できます。 これらのプロパティは、[参照] ペインで COM コンポーネントが選択されている場合にだけ表示されます。 これらのプロパティは変更できません。

  • [コントロールの完全パス]
    参照先コントロールへのディレクトリ パスを表示します。

  • [コントロール GUID]
    ActiveX コントロールの GUID を表示します。

  • [コントロール バージョン]
    参照先 ActiveX コントロールのバージョンを表示します。

  • [タイプ ライブラリ名]
    参照先タイプ ライブラリの名前を表示します。

  • [ラッパー ツール]
    参照先の COM ライブラリまたは ActiveX コントロールから相互運用機能アセンブリをビルドするために使用されるツールを表示します。

[アセンブリ参照プロパティ]

アセンブリ参照プロパティは、.NET Framework アセンブリへの参照でのみ利用できます。 これらのプロパティは、[参照] ペインで .NET Framework アセンブリが選択されている場合にだけ表示されます。 これらのプロパティは変更できません。

  • [相対パス]
    プロジェクト ディレクトリから参照アセンブリへの相対パスを表示します。

[ビルド プロパティ]

次のプロパティを使用すると、参照を使用する場合のビルドの方法を指定できます。

  • [ローカルのコピー]
    ビルド時に、参照アセンブリを目的の場所に自動的にコピーするかどうかを指定します。

  • [ローカルのサテライト アセンブリをコピー]
    ビルド中に、参照アセンブリのサテライト アセンブリを目的の場所に自動的にコピーするかどうかを指定します。 [ローカルのコピー] が true の場合だけ使用できます。

  • [参照アセンブリの出力]
    このアセンブリがビルド処理で使用されることを指定します。 true の場合は、アセンブリがビルド時にコンパイラのコマンド ラインで使用されます。

[プロジェクト参照プロパティ]

これらのプロパティは、[参照] ペインで選択されたプロジェクトから (通常は別のソリューションの) 別のプロジェクトへの、プロジェクト間参照を定義します。 選択されたプロジェクトは依存するプロジェクトで、もう一方は依存しないプロジェクトです。 プロジェクト間参照を作成する結果として、依存しないプロジェクトは依存するプロジェクトより前にビルドされます。 プロジェクト参照は、ソリューション全体ではなく、特定の依存プロジェクトに適用されます。 詳細については、「プロジェクト参照」を参照してください。

  • [リンク ライブラリの依存関係]
    このプロパティが True の場合、プロジェクト システムは依存プロジェクトと、依存しないプロジェクトによって生成された .lib ファイルをリンクします。 通常は、True を指定します。

  • [プロジェクト識別子]
    依存しないプロジェクトを一意に識別します。 プロパティ値は内部システムの GUID で、変更できません。

  • [ライブラリ依存関係の入力の使用]
    このプロパティが False の場合、プロジェクト システムは依存プロジェクトと、依存しないプロジェクトによって生成されたライブラリの .obj ファイルをリンクしません。 結果的に、この値によってインクリメンタル リンクが無効になります。 依存しないプロジェクトが多数存在する場合に、アプリケーションのビルドに長時間を要するため、通常は False を指定します。

[参照プロパティ]

次のプロパティは変更できません。

  • [アセンブリ名]
    参照アセンブリのアセンブリ名を表示します。

  • Culture
    選択されている参照のカルチャを表示します。

  • [説明]
    選択した参照の説明を表示します。

  • 完全パス
    参照アセンブリへのディレクトリ パスを表示します。

  • [ID]
    .NET Framework アセンブリの場合は、完全パスを表示します。 COM コンポーネントの場合は、GUID を表示します。

  • Label
    参照のラベルを表示します。

  • [名前]
    参照の名前を表示します。

  • [公開キー トークン]
    参照アセンブリを識別するために使用される公開キー トークンを表示します。

  • [厳密な名前]
    参照アセンブリに厳密な名前が付けられている場合は、true です。 厳密な名前のアセンブリには、一意のバージョンが付けられています。

  • バージョン
    参照アセンブリのバージョンを表示します。

参照

処理手順

方法 : プロジェクト プロパティ ページを開く

参照

プロパティ ページ (C++)

履歴の変更

日付

履歴

理由

2010 年 7 月

「プロジェクト参照プロパティ」セクションの説明を追加しました。

コンテンツ バグ修正