Office プロジェクトの機能拡張
Visual Studio にはプログラミング可能なオブジェクト モデルが用意されていて、Visual Basic プロジェクトと Visual C# プロジェクト、およびそれらのプロジェクトに含まれるプロジェクト項目を公開しています。 このモデルには、統合開発環境 (IDE: integrated development environment) のタスクを自動化したりプロジェクトの種類やプロジェクト項目を拡張したりするための、いくつかのオブジェクトが含まれています。 オブジェクト モデルは、プロジェクトに VSLangProj.dll アセンブリへの参照を追加するだけで使用できます。 詳細については、「プロジェクト機能拡張の概要」を参照してください。
Office プロジェクトでは、次の 4 つの操作を自動化できます。
Visual Studio Tools for Office プロジェクト ウィザードによるプロジェクトの作成
Commands コレクション内でのコマンドの実行
プロジェクト プロパティの編集
ファイル プロパティの編集
Visual Studio Tools for Office プロジェクト ウィザードによるプロジェクトの作成
Visual Studio Tools for Office プロジェクト ウィザードを自動化して、次の操作を実行できます。
既定のウィザード設定を使用して、新しいドキュメントを含むプロジェクトを作成する。
カスタム名と場所を使用して、新しいドキュメントを含むプロジェクトを作成する。
カスタム パスを使用して、既存のドキュメントに対してプロジェクトを作成する。
詳細については、「チュートリアル : Visual Studio プロジェクト オートメーションを使用した新しい Office プロジェクトの作成」を参照してください。
EnvDTE.Commands コレクション内でのコマンドの実行
Microsoft Office Excel の Commands コレクションには 2 つのコマンドがあります。 Microsoft Office Word は Commands コレクションにコマンドを公開しません。 詳細については、「オートメーション アセンブリおよび DTE2 オブジェクトの参照」を参照してください。
使用できる 2 つのコマンドは、次のとおりです。
Excel ワークシートの追加
Excel グラフの追加
詳細については、「方法 : Visual Studio プロジェクト オートメーションを使用してブックにワークシートを追加する」を参照してください。
ファイル プロパティの編集
プロジェクト内の項目のプロパティを操作するには、Properties コレクションを使用します。
次のような ProjectItem プロパティがあります。
ドキュメント プロパティ
- [ホスト項目の名前空間] (C# の場合のみ)
文書、ブック、およびシート プロパティ
- [表示名]
詳細については、「方法 : Visual Studio プロジェクト オートメーションを使用して Excel のプロパティを変更する」を参照してください。
関連トピック
タイトル |
説明 |
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チュートリアル : Visual Studio プロジェクト オートメーションを使用した新しい Office プロジェクトの作成 |
Visual Studio オブジェクト モデルを使用して Office プロジェクトの作成を自動化するマクロの作成方法を説明します。 |
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