次の方法で共有


CPageSetupDialog クラス

印刷マージンの設定や変更の追加サポートと共に [OLE ページの設定] ダイアログ ボックスにより提供されるサービスをカプセル化します。

class CPageSetupDialog : public CCommonDialog

解説

このクラスは、[プリンターの設定] ダイアログ ボックスに代わるものとしてデザインされています。

CPageSetupDialog オブジェクトを使うには、まず CPageSetupDialog コンストラクターを使ってオブジェクトを作成します。 ダイアログ ボックスを作成後、ダイアログ ボックスのコントロールの値を初期化するために、m_psd データ メンバーの値を設定または変更できます。 CPageSetupDialog::m_psd 構造体は PAGESETUPDLG 型です。

ダイアログ ボックスのコントロールを初期化した後は、ダイアログ ボックスを表示し、ユーザーが印刷オプションを選択できるように DoModal メンバー関数を呼び出します。 DoModal は、ユーザーが [OK] (IDOK) ボタンと [キャンセル] (IDCANCEL) ボタンのどちらをクリックしたかを返します。

DoModalIDOK を返すと、ユーザーが入力された情報を取り出すために、CPageSetupDialog のいくつかのメンバー関数の呼び出しや m_psd データ メンバーへのアクセスができます。

注意

[OLE ページ レイアウトの設定] コモン ダイアログ ボックスが消去された後にユーザーが行った変更は、フレームワークによって保存されません。 アプリケーションのドキュメント クラス、またはアプリケーション クラスのメンバーなどの値をこのダイアログ ボックスから正式な保存場所に保存する処理は、アプリケーション自身によって行われます。

必要条件

**ヘッダー:**afxdlgs.h

参照

処理手順

WORDPAD サンプル:Windows アプリケーション

参照

CCommonDialog クラス

階層図

その他の技術情報

CPageSetupDialog のメンバー