パラメーター コレクション エディター
TableAdapter およびデータ アダプターの SQL ステートメントまたはストアド プロシージャに関連付けられているパラメーター (OleDbParameter、SqlParameter、OdbcParameter、および OracleParameter の各オブジェクト) を作成および構成できます。
パラメーター コレクションの編集
[プロパティ] ウィンドウを使ってデータセット デザイナーの TableAdapter またはフォームまたはコンポーネントのデータ アダプターを構成しているときに、パラメーター コレクション エディターが表示されます。
データセット デザイナー画面で TableAdapter を選択し、[プロパティ] ウィンドウの [パラメーター] プロパティを選択して パラメーター コレクション エディターを開きます。
SelectCommand、UpdateCommand、InsertCommand、DeleteCommand の各プロパティに対するノードを開きます。
[パラメーター] プロパティを編集して パラメーター コレクション エディターを開きます。
注意
TableAdapter 構成ウィザードまたはデータ アダプター構成ウィザードなどのデータ デザイン ツールを使ってアダプターを構成した場合、アダプターのパラメーターは自動的に構成されます。
パラメーター名
これらのコマンドのステートメントまたはストアド プロシージャは、パラメーター プレースホルダーで定義できます。
OleDbDataAdapter オブジェクトを使用している場合、ステートメントはプレースホルダーとして疑問符を使用し、次のようになります。
Select * From Customers Where City = ?
SqlDataAdapter オブジェクトを使用している場合、名前付きパラメーターを使用するステートメントは次のようになります。
Select * From Customers Where City = @City
OracleDataAdapter オブジェクトを使用している場合、Oracle の名前付きパラメーターを使用するステートメントは次のようになります。
SELECT * FROM Customers WHERE CustomerID = :pCustomerID
注意
Oracle では、SQL ステートメントやストアド プロシージャで名前付きパラメーターを使用する場合、パラメーター名の前にコロン (:) を付ける必要があります。 ただし、コード内の他の場所にある名前付きパラメーターを参照する場合 (Add メソッドを呼び出す場合など) には、名前付きパラメーターの前にコロン (:) を付けないでください。 データ プロバイダーが自動的にコロンを追加します。
パラメーターの追加
コマンドの Parameters コレクション (Parameters など) には、値をステートメントまたはストアド プロシージャに渡すために実行時に使用されるパラメーター オブジェクトのリストが含まれます。 したがって、パラメーター値ごとに、コマンドに渡す必要のあるパラメーター オブジェクトがあります。
エディターは 2 つのペインに分割されています。 左側のペインではパラメーターの追加と削除を行い、右側のペインでは各パラメーターに対する次のプロパティを設定します。
ParameterName プロパティ。このプロパティを使うと、コード内でパラメーターを参照できます。
注意
SqlDataAdapter クラスでは名前付きパラメーターが必要なので、SqlParameter オブジェクトでは名前の前に常に "@" を付ける必要があります。
SourceColumn プロパティ。パラメーターの値の元になっているデータ レコード内の場所を示しています。 この値は更新するときに使用されます。データアダプターは、特定の列の値を更新コマンドに渡します。
SourceVersion プロパティ。SourceColumn プロパティと共に使用されます。 レコードがデータセット内で変更されている場合は、元の値 (データ ソースから読み取ったときの値) と現在の値 (変更後の値) のように、レコードの複数のコピーを使用できます。 パラメーターとして渡す列の値を指定するときは、2 つの値のうちどちらを渡すかを選択します。 普通、WHERE 句のパラメーターでは元の値を使用してデータベース内のレコードを示し、SET 句または VALUES 句では現在の値を使用します。
Value プロパティ。パラメーターとして渡される明示的なリテラル値です。 このプロパティを設定すると、SourceColumn プロパティはオーバーライドされます。この 2 つのプロパティは相互に排他的です。
ユーザー インターフェイス要素一覧
[追加]
コレクションに新しいパラメーターを作成します。 既定では、Parametern という名前がパラメーターに設定されます。n は、連続する番号です。 プロパティ グリッドで ParameterName プロパティを設定することで、パラメーターの名前を変更できます。注意
OleDbParameter コレクション エディターは、コマンドに対して正しい数のパラメーターが作成されていること、またはパラメーターが正しい型であることはチェックしません。
パラメーターは、その位置に基づいて、ステートメントまたはコマンドのパラメーターのプレースホルダーと対応付けられます。 したがって、コレクション内でパラメーターが正しい順序になっていることを確認してください。
[削除]
選択しているパラメーターをコレクションから削除します。
参照
参照
概念
Visual Studio でのデータへの Windows フォーム コントロールのバインド
Visual Studio でのデータへのコントロールのバインド