ActiveX コントロールの作成手順
次の表は、ActiveX コントロール (旧 OLE コントロール) を作成するときのプログラマとフレームワークの役割分担を示しています。
ActiveX コントロールの作成
Task (タスク) |
プログラマの作業 |
フレームワークの働き |
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ActiveX コントロール フレームワークの作成 |
コントロールを作成するために、MFC ActiveX コントロール ウィザードを実行します。 オプション ページで必要なオプションを設定します。 このオプションにはプロジェクトに含まれるコントロールのタイプと名前、ライセンス、サブクラス、[バージョン情報] ボックスのメソッドなどがあります。 |
MFC ActiveX コントロール ウィザードが ActiveX コントロールの基本機能用のファイルを生成します。つまり、アプリケーション、コントロール、およびプロパティ ページやページのソース ファイル、リソース ファイル、プロジェクト ファイルなどが指定どおりに作成されます。 |
独自のコードを追加しない段階での、コントロールおよび ActiveX コントロール ウィザードの機能の確認 |
ActiveX コントロールをビルドし、それを Internet Explorer または TSTCON サンプルでテストします。 |
実際のコントロールのサイズ変更と移動を行うことができます。 また、コントロールの [バージョン情報] ボックスのメソッドを選択している場合は、このメソッドを呼び出すことができます。 |
コントロールのメソッドとプロパティの実装 |
コントロール固有のメソッドとプロパティを実装するために、メンバー関数を追加してコントロールのデータに公開インターフェイスを提供します。 メンバー変数を追加してデータ構造体を保持し、イベント ハンドラーを使用して必要なときにイベントを送ります。 |
コントロールのイベント、プロパティ、メソッドをサポートするマップはフレームワークによって既に定義されています。プログラマはプロパティとメソッドを実装する方法だけに集中できます。 既定のプロパティ ページが表示可能であり、既定の [バージョン情報] ボックスのメソッドが提供されています。 |
コントロールのプロパティ ページの構築 |
Visual C++ のリソース エディターを使用してコントロールのプロパティ ページ インターフェイスをビジュアル編集します。
ダイアログ エディターでプロパティ ページをテストすることもできます。 |
MFC アプリケーション ウィザードで作成した既定のリソース ファイルが、必要なリソースを多数提供します。 Visual C++ では、既存のリソースの編集およびリソースの新規作成を簡単にビジュアル環境で行うことができます。 |
コントロールのイベント、メソッド、プロパティのテスト |
コントロールをリビルドし、テスト コンテナーを使用してハンドラーが正しく動作することをテストします。 |
コントロールのメソッドを呼び出し、そのプロパティをプロパティ ページ インターフェイスかテスト コンテナーで操作できます。 さらに、テスト コンテナーを使用してコントロールから送られたイベントとコントロールのコンテナーが受け取った通知を追跡します。 |