PrintDocument コンポーネントの概要 (Windows フォーム)
Windows フォームの PrintDocument コンポーネントは、Windows ベースのアプリケーション内でドキュメントの印刷を行うために、印刷対象と機能を定義するプロパティを設定するときに使用します。 このコンポーネントを PrintDialog コンポーネントと一緒に使用すると、ドキュメント印刷のすべての設定を制御できます。
PrintDocument コンポーネントの操作
PrintDocument コンポーネントを使用するのは主に次の 2 つの場合です。
簡易印刷ジョブ (特定のテキスト ファイルを印刷する場合など)。 簡易印刷ジョブの場合は、PrintDocument コンポーネントを Windows フォームに追加してから、PrintPage イベント ハンドラーにファイル印刷のプログラミング ロジックを登録します。 このプログラミング ロジックでは、最後に Print メソッドを使用してドキュメントを印刷するようにします。 このメソッドは、PrintPageEventArgs クラスの Graphics プロパティに格納されている Graphics オブジェクトをプリンターに送信します。 PrintDocument コンポーネントを使用してテキスト ドキュメントを印刷する方法を示す例については、「方法 : Windows フォームで複数ページのテキスト ファイルを印刷する」を参照してください。
より複雑な印刷ジョブ (作成した印刷ロジックを再利用する場合など)。 作成した印刷ロジックを再利用する場合は、PrintDocument の派生コンポーネントを新規作成し、PrintPage イベントをオーバーライドします。オーバーライドの詳細については、Visual Basic では Overrides、C# では override のトピックをそれぞれ参照してください。
フォームに登録すると、PrintDocument コンポーネントは Windows フォーム デザイナーの下部のトレイに表示されます。