Handles 句 (Visual Basic)
プロシージャが特定のイベントを処理することを宣言します。
proceduredeclaration Handles eventlist
指定項目
proceduredeclaration
イベントを処理するプロシージャの Sub プロシージャ宣言。eventlist
proceduredeclaration が処理するイベントの、コンマ区切りのリストです。 現在のクラスに対する基本クラス、または WithEvents キーワードを使って宣言されているオブジェクトのどちらかが発生させるイベントを指定する必要があります。
解説
プロシージャ宣言の末尾にキーワード Handles を指定すると、そのプロシージャは、キーワード WithEvents を使って宣言されたオブジェクト変数が発生させるイベントを処理します。 Handles キーワードは、基本クラスからのイベントを処理するために派生クラスで使用することもできます。
プロシージャのシグネチャは、eventlist の各イベントのシグネチャと一致している必要があります。
Handles キーワードと AddHandler ステートメントのどちらを使用しても、特定のプロシージャが特定のイベントを処理することを指定できますが、この 2 つには違いがあります。 プロシージャを定義して、それが特定のイベントを処理することを指定する場合は、Handles キーワードを使います。 一方、AddHandler ステートメントは実行時にプロシージャをイベントに関連付けます。 詳細については、「AddHandler ステートメント」を参照してください。
カスタム イベントの場合は、プロシージャがイベント ハンドラーとして追加されたときに、アプリケーションがイベントの AddHandler アクセサーを呼び出します。 カスタム イベントの詳細については、「Event ステートメント」を参照してください。
使用例
Public Class ContainerClass
' Module or class level declaration.
WithEvents Obj As New Class1
Public Class Class1
' Declare an event.
Public Event Ev_Event()
Sub CauseSomeEvent()
' Raise an event.
RaiseEvent Ev_Event()
End Sub
End Class
Sub EventHandler() Handles Obj.Ev_Event
' Handle the event.
MsgBox("EventHandler caught event.")
End Sub
' Call the TestEvents procedure from an instance of the ContainerClass
' class to test the Ev_Event event and the event handler.
Public Sub TestEvents()
Obj.CauseSomeEvent()
End Sub
End Class
次に示すのは、派生クラスで Handles ステートメントを使って基本クラスからのイベントを処理する方法の例です。
Public Class BaseClass
' Declare an event.
Event Ev1()
End Class
Class DerivedClass
Inherits BaseClass
Sub TestEvents() Handles MyBase.Ev1
' Add code to handle this event.
End Sub
End Class
[WPF アプリケーション] プロジェクトに対する、2 つのボタンのイベント ハンドラーの例を次に示します。
次の例は、上の例と同じ意味になります。 Handles 句の eventlist には、2つのボタンに対するイベントが含まれています。
参照
参照
概念
履歴の変更
日付 |
履歴 |
理由 |
---|---|---|
eventlist の説明を変更し、例を追加しました。 |
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