例 : メニューコマンドによるダイアログボックスの表示

ここでは、以下の手順を説明します。

手順のサンプルは両方とも MFC アプリケーションを対象としており、MFC アプリケーションウィザードで作成されるアプリケーションで利用できます。

それらの手順では、以下の名前と値を使用します。

項目	名前または値
アプリケーション	DisplayDialog
メニューコマンド	[表示] メニューの [テスト] コマンド、コマンド ID = ID_VIEW_TEST
ダイアログボックス	[テスト] ダイアログボックス、クラス = CtestDialog、ヘッダーファイル = TestDialog.h、変数 = testdlg、ptestdlg
コマンドハンドラー	OnViewTest

メニューコマンドを作成します。詳細については、「メニューの作成」を参照してください。
ダイアログボックスを作成します。詳細については、「ダイアログボックスの新規作成」を参照してください。
ダイアログボックスのクラスを追加します。詳細については、「クラスの追加」を参照してください。
[クラスビュー] でドキュメントクラス (CDisplayDialogDoc) を選択します。 [プロパティ] ウィンドウツールバーの [イベント] をクリックします。 [プロパティ] ウィンドウの左ペインでメニューコマンドの ID (ID_VIEW_TEST) をダブルクリックし、[コマンド] を選択します。右ペインで下向きの矢印をクリックし、[<追加> OnViewTest] を選択します。

メニューコマンドが MDI アプリケーションのメインフレームに追加されている場合は、代わりにアプリケーションクラス (CDisplayDialogApp) を選択します。
CDisplayDialogDoc.cpp (または CDisplayDialogApp.cpp) の既存の #include 文の後に、次の #include 文を追加します。
```
#include "TestDialog.h"
```
次のコードを OnViewTest に追加して、関数を実装します。
```
CTestDialog testdlg;
testdlg.DoModal();  
```

モーダルダイアログボックスを表示する手順の最初の 4 つの手順を行います。ただし、手順 4. ではビュークラス (CDisplayDialogView) を選択します。
DisplayDialogView.h を編集します。
- 最初のクラス宣言の前に、ダイアログボックスクラスを宣言します。
```
class CTestDialog;
```
- Attributes パブリックセクションの後で、ダイアログボックスへのポインターを宣言します。
```
CTestDialog* m_pTestDlg;
```
DisplayDialogView.cpp を編集します。
- 既存の #include 文の後に、次の #include 文を追加します。
```
#include "TestDialog.h"
```
- 次のコードをコンストラクターに追加します。
```
m_pTestDlg = NULL;
```
- 次のコードをデストラクターに追加します。
```
delete m_pTestDlg;
```
- 次のコードを OnViewTest に追加して、関数を実装します。
```
if (NULL == m_pTestDlg)
{
   m_pTestDlg = new CTestDialog(this);
   m_pTestDlg->Create(CTestDialog::IDD, this);
}
m_pTestDlg->ShowWindow(SW_SHOW); 
```

詳細については、以下のサポート技術情報の文書を参照してください。

参照