[エディット コンティニュ] ([オプション] ダイアログ ボックス - )
[エディット コンティニュ] ページを使用するには、[ツール] メニューの [オプション] をクリックします。 [オプション] ダイアログ ボックスで、[デバッグ] フォルダーを展開し、[エディット コンティニュ] をクリックします。 このページを使って、エディット コンティニュに関する以下のオプションを設定できます。 詳細については、「エディット コンティニュ」を参照してください。
[エディット コンティニュを有効にする]
オンにすると、エディット コンティニュが有効になります。エディット コンティニュを使用すると、プログラムの中断モード時にソース コードを変更 (一部制限があります) したり、デバッグ セッションの終了やプログラムの再度ビルドを行うことなく変更内容を適用したりできます。
この設定は、デバッグ中には変更できません。
[デバッグ コマンドで呼び出す]
(ネイティブのみ) オンにすると、エディット コンティニュを [ステップ] などの実行コマンドで呼び出すことができます。[常に確認メッセージを表示する]
(ネイティブのみ) デバッグ コマンドからエディット コンティニュを起動する前に通知するようにデバッガーに指示します。 これにより、必要に応じて、エディット コンティニュの起動を取り消すことができます。[古いコードの警告を表示する]
(ネイティブのみ) オンにすると、デバッガーでは [古いコードの警告] ダイアログ ボックスを使用して古いコードに関する警告を表示します。 「[古いコードの警告] ダイアログ ボックス」を参照してください。場合により、エディット コンティニュがコード変更を直ちに適用して実行可能にできないことがありますが、デバッグを続行すると、後でコード変更が適用できるようになる場合もあります。 エディット コンティニュは、その時点でコードを更新します。 コードが更新されるまでは、ソース ウィンドウでは元のコードが淡色表示されます。 このコードは、コード変更によって取り替えられているため、古いか無効なコードです。 古いコードは編集できません。
[デバッグ後にコードの変更点を再リンクする]
(ネイティブのみ) デバッグ後にネイティブ コードの変更点を再リンクします。エディット コンティニュは、カスタム ビルド ステップを呼び出しません。 プログラムがカスタム ビルドのステップを使用する場合は、カスタム ビルドのステップを呼び出せるように、手動でリビルドすることもできます。 この場合は、エディット コンティニュから手動による再度ビルドの確認を受けた後、再リンクを無効にできます。
[プリコンパイルを許可する]
(ネイティブのみ) エディット コンティニュでプリコンパイル済みヘッダーをバックグラウンドで読み込みおよび処理を実行して、コード変更の処理を高速化できるようにします。 プリコンパイル済みヘッダーを読み込むには、物理メモリを割り当てる必要があります。このため、RAM が不足しているコンピューターでコンパイルする場合に、問題が発生する可能性があります。 デバッグ時にタスク マネージャーを使って使用できる物理メモリの量を確認することにより、メモリの量が問題になるかどうかを調べることができます。 使用できる物理メモリの量がプリコンパイル済みヘッダーのサイズを超える場合、エディット コンティニュに問題は生じません。 この量がプリコンパイル済みヘッダーのサイズより小さい場合は、このオプションをオフにすることで、エディット コンティニュがプリコンパイル済みヘッダーをバックグラウンドで読み込まないようにできます。[リモート デバッグ中または別のユーザー アカウントで実行されているアプリケーションのデバッグ中にも有効にする]
(ネイティブのみ) コンピューター間またはユーザー アカウントを超えてデバッグするときに、エディット コンティニュ操作を許可します。
ヒント
リモート デバッグ中または別のユーザー アカウントでデバッグ中に、ネイティブのエディット コンティニュを有効にすることは、重大なセキュリティ脅威をもたらします。 このようなシナリオでネイティブ エディット コンティニュを有効にすると、セキュリティの脆弱性が生じ、デバッグ中のアプリケーション、同じコンピューターで実行されている別のアプリケーション、または同じネットワークに接続されている別のコンピューター上の第三者によって侵害される可能性が発生します。 悪意のあるユーザーは、この脆弱性を利用することで、デバッグ中のコンピューター上で任意のコードを起動して実行できるようになります。 デバッグ中のアプリケーション、デバッグに使用しているコンピューター、および接続しているネットワークを信頼できる場合を除き、この機能は有効にしないでください。