インターフェイス (ATL)
インターフェイスとは、オブジェクトの機能を外部に公開する方法です。 COM のインターフェイスは、C++ の vtable と同様に、オブジェクトによって実装された関数を指すポインターのテーブルです。 テーブルはインターフェイスを表し、テーブルの指す関数は、そのインターフェイスのメソッドです。 オブジェクトは、インターフェイスをいくつでも公開できます。
各インターフェイスは、COM の基本インターフェイスである IUnknown に基づいています。 IUnknown のメソッドを使用すると、オブジェクトによって公開されたほかのインターフェイスを指すことができます。
さらに、各インターフェイスには固有のインターフェイス ID (IID: Interface ID) が指定されます。 固有の IID を使用するため、インターフェイスのバージョン管理を簡単に行うことができます。 新しいバージョンのインターフェイスは、単純に、新しい IID を持つ新しいインターフェイスとして扱われます。
注意
標準的な COM および OLE インターフェイスの IID は定義済みです。