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Math オブジェクト

数値計算のための基本的な演算機能と定数を提供する組み込みオブジェクトです。 このオブジェクトを明示的に構築することはできません。

プロパティおよびメソッド

Math オブジェクトのプロパティとメソッド

要件

Version 1

解説

Math オブジェクトは、new 演算子では作成できません。new 演算子を使って作成しようとすると、エラーが返されます。 スクリプト エンジンは、エンジンが読み込まれるときに Math オブジェクトを作成します。 Math オブジェクトのメソッドやプロパティはすべて、スクリプト内でいつでも使用できます。

次のコードは、Math オブジェクトの使用例です。 浮動小数点数の精度には限界があるため、これらを使用する計算では、微小な丸め誤差が蓄積する可能性があります。 Number オブジェクトの toFixed メソッドを使用すると、丸め誤差のない数値を表示できます。

使用例

var pi : double = Math.PI;         // Should be about 3.14.
print(pi);
var cosPi : double = Math.cos(pi); // Should be minus one.
print(cosPi);
var sinPi : double = Math.sin(pi); // Should be zero.
print(sinPi.toFixed(10));

このコードの出力は次のようになります。

3.141592653589793
-1
0.0000000000

参照

参照

Number オブジェクト