CSplitterWnd::CreateStatic
静的分割ウィンドウを作成するには、CreateStatic メンバー関数を呼び出します。
virtual BOOL CreateStatic(
CWnd* pParentWnd,
int nRows,
int nCols,
DWORD dwStyle = WS_CHILD | WS_VISIBLE,
UINT nID = AFX_IDW_PANE_FIRST
);
パラメーター
pParentWnd
分割ウィンドウの親フレーム ウィンドウを指定します。nRows
行数を指定します。 この値は 16 以下にする必要があります。nCols
列数を指定します。 この値は 16 以下にする必要があります。dwStyle
ウィンドウ スタイルを指定します。nID
ウィンドウの子ウィンドウ ID を指定します。 ID は、分割ウィンドウがほかの分割ウィンドウの中で入れ子になっていない場合は、AFX_IDW_PANE_FIRST にできます。
戻り値
正常終了した場合は 0 以外を返します。それ以外の場合は 0 を返します。
解説
次に示す手順により、CSplitterWnd を親の CFrameWnd または CMDIChildWnd オブジェクトに埋め込むことができます。
CSplitterWnd メンバー変数を親フレームに埋め込みます。
親フレームの OnCreateClient メンバー関数をオーバーライドします。
オーバーライドされた CFrameWnd::OnCreateClient の中から CreateStatic メンバー関数を呼び出します。
静的分割ウィンドウは一定数のペインを持ちます。これらのペインはしばしば異なるクラスになります。
静的分割ウィンドウを作成するとき、同時にすべてのペインを作成する必要があります。 CreateView メンバー関数は、この目的のために使われます。しかし、さらにほかの非ビュー クラスも作成できます。
ウィンドウの行の高さ、列の幅の最小値の初期値は 0 です。 ペイン全体を表示するには小さすぎるかどうかを調べるときに使われるこの最小値は、SetRowInfo と SetColumnInfo メンバー関数で変更ができます。
静的分割ウィンドウにスクロール バーを加えるには、dwStyle に WS_HSCROLL と WS_VSCROLL スタイルを追加します。
静的分割ウィンドウについては、「複数のドキュメント タイプ、ビュー、フレーム ウィンドウ」の「Splitter Windows」、「テクニカル ノート 29: 分割ウィンドウ」、「CSplitterWnd クラス」クラス概要を参照してください。
必要条件
**ヘッダー:**afxext.h