Column プロパティ
列のプロパティには 2 種類のセットがあります。テーブル デザイナーの [列のプロパティ] タブに表示される完全なセット (Microsoft SQL Server データベースでのみ利用可能) と、サーバー エクスプローラーで [プロパティ] ウィンドウ内に表示されるサブセットです。
注意
このトピックでは、アルファベット順ではなくカテゴリ別にプロパティが示されています。
注意
実際に画面に表示されるダイアログ ボックスとメニュー コマンドは、アクティブな設定またはエディションによっては、ヘルプの説明と異なる場合があります。 設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。 詳細については、「設定の操作」を参照してください。
プロパティ ウィンドウ
これらのプロパティは、サーバー エクスプローラーで列を選択したときに [プロパティ] ウィンドウに表示されます。
注意
これらのプロパティは、サーバー エクスプローラーを使用してアクセスした場合、読み取り専用となります。 Microsoft SQL Server データベースの列プロパティを編集するには、テーブル デザイナーで列を選択します。 テーブル デザイナーで編集できるプロパティについては、このトピックで説明します。
[(ID)] カテゴリ
展開して [オブジェクト名] プロパティと [データベース] プロパティを表示します。[名前]
列の名前が表示されます。[データベース]
選択した列のデータ ソースの名前が表示されます。 OLE DB だけに適用されます。[その他] カテゴリ
展開して残りのプロパティを表示します。[データ型]
選択した列のデータ型が表示されます。[IDENTITY インクリメント]
ID 列の 2 行目以降の各列に対して [IDENTITY シード] に加算される増分値が表示されます。 Microsoft SQL Server だけに適用されます。[IDENTITY シード]
テーブルの ID 列の最初の行に割り当てられるシード値が表示されます。 Microsoft SQL Server だけに適用されます。[Is Identity]
選択した列がテーブルの ID 列であるかどうかが表示されます。 Microsoft SQL Server だけに適用されます。[長さ]
文字ベースのデータ型で使用できる文字数が表示されます。[Null 許容]
列に null 値を使用できるかどうかが表示されます。[精度]
この数値データ型で使用できる最大桁数が表示されます。 このプロパティは、数値以外のデータ型に対して [0] を表示します。[スケール]
数値データ型で使用できる小数点以下の最大桁数が表示されます。 この値は [精度] の値以下であることが必要です。 このプロパティは、数値以外のデータ型に対して [0] を表示します。
[列のプロパティ] タブ
これらのプロパティにアクセスするには、サーバー エクスプローラーでその列が含まれるテーブルを右クリックし、[テーブル定義を開く] をクリックして、テーブル デザイナーでテーブル グリッド内の行を選択します。
注意
これらのプロパティは Microsoft SQL Server だけに適用されます。
[全般] カテゴリ
展開して [オブジェクト名]、[Null を許容]、[データ型]、[既定値またはバインド]、[長さ]、[精度]、および [スケール] を表示します。[名前]
列の名前を表示します。 名前を編集するには、テキスト ボックスに値を入力します。ヒント
列を参照するクエリ、ビュー、ユーザー定義関数、ストアド プロシージャ、またはプログラムがある場合は、列の名前を変更すると、各オブジェクトが無効になります。
[Null を許容]
列のデータ型で null 値が許容されているかどうかが表示されます。[データ型]
選択した列のデータ型が表示されます。 このプロパティを編集するには、値をクリックしてドロップダウン リストを展開し、別の値を選択します。[既定値またはバインド]
この列に値が指定されていないときの既定値を表示します。 ドロップダウン リストには、データ ソースに定義されているすべてのグローバル既定値が含まれています。 列をグローバル既定値に連結するには、ドロップダウン リストから既定値を選択します。 または、列に対する既定の制約を作成する場合は、既定値を直接文字列として入力します。[長さ]
文字ベースのデータ型で使用できる文字数が表示されます。 このプロパティは、文字ベースのデータ型だけに使用できます。[有効桁数]
この数値データ型で使用できる最大桁数が表示されます。 このプロパティは、数値以外のデータ型に対して [0] を表示します。 このプロパティは、数値データ型だけに使用できます。[スケール]
数値データ型で使用できる小数点以下の最大桁数が表示されます。 この値は [精度] の値以下であることが必要です。 このプロパティは、数値以外のデータ型に対して [0] を表示します。 このプロパティは、数値データ型だけに使用できます。[テーブル デザイナー] カテゴリ
展開して残りのプロパティを表示します。[照合順序]
選択した列の照合順序設定が表示されます。 この設定を変更するには、[照合順序] をクリックし、値の右側にある省略記号 [(...)] をクリックします。 SQL Server 2000 以降だけに適用されます。[計算列の指定] カテゴリ
展開して [数式] および [Is Persisted] の各プロパティを表示します。 列が計算列である場合は、数式も表示されます。 数式を編集するには、このカテゴリを展開して [数式] プロパティを編集します。[数式]
選択した列が計算列である場合に、その列で使用する数式を表示します。 このフィールドでは、数式を入力または変更できます。[Is Persisted]
計算列をデータ ソースと共に保存するどうかを指定できます。 永続化された計算列にはインデックスを付けることができます。[圧縮データ型]
フィールドのデータ型に関する情報を表示します。SQL の CREATE TABLE ステートメントと同じ形式です。 たとえば、最大 20 文字の可変長文字列のフィールドは、"varchar(20)" と表示されます。 このプロパティを変更するには、値を直接入力します。[説明]
列の説明が表示されます。 説明文全体を表示する、または編集するには、[説明] をクリックしてその右側にある省略記号 [(...)] をクリックします。[フルテキストの指定] カテゴリ
展開して、フルテキスト列に固有のプロパティを表示します。[Is Full-text Indexed]
列にフルテキスト インデックスが付けられているかどうかを示します。 このプロパティを [はい] に設定できるのは、その列のデータ型がフルテキスト検索可能で、その列が含まれるテーブルにフルテキスト インデックスが指定されている場合だけです。 この値を変更するには、クリックしてドロップダウン リストを展開し、新たな値をクリックします。[フルテキスト型列]
列のデータ型が IMAGE である場合に、ドキュメントの種類を定義するために使用する列が表示されます。 IMAGE データ型は、.doc ファイルから XML ファイルまで、幅広いドキュメントを格納するために使用できます。 Microsoft SQL Server 2000 以降だけに適用されます。[言語]
列にインデックスを付けるときに使用する言語を示します。 Microsoft SQL Server 2000 以降だけに適用されます。[Has Non-SQL Server Subscriber]
列に Microsoft SQL Server 以外のサブスクライバーが含まれているかどうかが表示されます。 SQL Server 2005 および SQL Server 2008 にのみ適用されます。[IDENTITY の指定] カテゴリ
展開して [Is Identity]、[IDENTITY インクリメント]、および [IDENTITY シード] の各プロパティを表示します。[Is Identity]
選択した列がテーブルの ID 列であるかどうかが表示されます。 このプロパティを変更するには、テーブル デザイナーでテーブルを開き、[プロパティ] ウィンドウでプロパティを編集します。 この設定は、数値ベースのデータ型 (int など) の列だけに適用されます。[IDENTITY インクリメント]
2 行目以降の各行に対して [IDENTITY シード] に加算される増分値が表示されます。 このセルを空白にすると、既定で値 1 が割り当てられます。 このプロパティを編集するには、値を直接入力します。[IDENTITY シード]
テーブルの最初の行に割り当てられた値が表示されます。 このセルを空白にすると、既定で値 1 が割り当てられます。 このプロパティを編集するには、値を直接入力します。[Deterministic]
選択した列のデータ型を確定できるかどうかが表示されます。 Microsoft SQL Server 2000 以降だけに適用されます。[DTS-published]
列が DTS によって生成されたかどうかが表示されます。 SQL Server 2005 および SQL Server 2008 にのみ適用されます。[Indexable]
選択した列にインデックスを付けることができるかどうかが表示されます。 たとえば、非確定的な計算列にはインデックスを付けることができません。 Microsoft SQL Server 2000 以降だけに適用されます。[Merge-published]
列がマージによって生成されたかどうかが表示されます。 SQL Server 2005 および SQL Server 2008 にのみ適用されます。[Not For Replication]
レプリケーション時に元の ID 値を保持するかどうかを示します。 このプロパティを編集するには、値をクリックしてドロップダウン リストを展開し、別の値を選択します。[Replicated]
列が別の場所にレプリケートされているかどうかが表示されます。 SQL Server 2005 および SQL Server 2008 にのみ適用されます。[RowGuid]
SQL Server が ROWGUID としてその列を使用するかどうかを示します。 この値を [はい] に設定できるのは、列のデータ型が uniqueidentifier である場合だけです。 このプロパティを編集するには、値をクリックしてドロップダウン リストを展開し、別の値を選択します。[サイズ]
列のデータ型で許容されているデータのサイズ (バイト数) です。 たとえば、nchar データ型の最大データ長は 10 文字ですが、これは Unicode 文字セットでは 20 バイトに当たります。メモ varchar(max) データ型の長さは行によって異なります。 sp_help は varchar(max) 列の長さとして (-1) を返します。 このプロパティは、varchar(max) データ型の列サイズとして -1 を表示します。