次の方法で共有


OLE サーバー クラス

これらのクラスはサーバー アプリケーションで使われます。 サーバー ドキュメントは CDocument ではなく COleServerDoc から派生させるようにします。 COleServerDocCOleLinkingDoc から派生されているので、サーバー ドキュメントはリンクをサポートするコンテナーとなることもできます。

COleServerItem クラスは、ほかのドキュメントに埋め込まれた、またはリンクされているドキュメント、またはドキュメントの一部を表現します。

COleIPFrameWndCOleResizeBar はドキュメントがコンテナー上にあるときの埋め込み先編集をサポートし、COleTemplateServer は OLE オブジェクトをほかのアプリケーションから編集するようにするドキュメント/ビューのペアの作成をサポートします。

  • COleServerDoc
    サーバー アプリケーションのドキュメント クラスの基本クラスとして使用されます。 COleServerDoc オブジェクトは COleServerItem オブジェクトとの対話を通じたサーバー サポートの大部分を提供します。 ビジュアル編集機能はクラス ライブラリのドキュメント/ビュー アーキテクチャを使って提供されます。

  • CDocItem
    COleClientItemCOleServerItem の抽象基本クラス。 CDocItem から派生したクラスのオブジェクトは、ドキュメントの一部を表現します。

  • COleServerItem
    COleServerDoc アイテムの OLE インターフェイスを表現するために使われます。 通常、1 つの COleServerDoc オブジェクトがあり、ドキュメントの埋め込まれた部分を表現します。 ドキュメントの一部へのリンクをサポートするサーバーでは多くの COleServerItem オブジェクトが存在することがあり、そのそれぞれがドキュメントの部分へのリンクを表現します。

  • COleIPFrameWnd
    サーバー ドキュメントが埋め込み先編集されるときのビューのフレーム ウィンドウを提供します。

  • COleResizeBar
    埋め込み先でのサイズ変更のための標準ユーザー インターフェイスを提供します。 このクラスのオブジェクトは常に、COleIPFrameWnd オブジェクトと組み合わされて使われます。

  • COleTemplateServer
    フレームワークのドキュメント/ビュー アーキテクチャを使ってドキュメントを作成するために使われます。 COleTemplateServer オブジェクトはその機能のほとんどを CDocTemplate オブジェクトに任せます。

  • COleException
    OLE 処理の失敗による例外。 このクラスは、サーバー、クライアントのどちらにも使われます。

参照

概念

クラス ライブラリの概要