CEdit::SetTabStops
複数行のエディット コントロールにタブ ストップを設定します。
void SetTabStops( );
BOOL SetTabStops(
const int& cxEachStop
);
BOOL SetTabStops(
int nTabStops,
LPINT rgTabStops
);
パラメーター
cxEachStop
タブ ストップは、cxEachStop ごとにダイアログ単位で設定されます。nTabStops
rgTabStops に含まれるタブ ストップの数を指定します。 このパラメーターには 1 より大きい数を指定します。rgTabStops
タブ ストップ位置をダイアログ単位で指定した、符号なし整数の配列を指定します。 ダイアログ単位とは、水平方向または垂直方向の距離を表す単位です。 1 水平方向ダイアログ単位は、現在のダイアログの基本単位の 1/4 の幅です。1 垂直方向ダイアログ単位は、現在のダイアログの基本単位の 1/8 の高さです。 ダイアログの基本単位は、現在のシステム フォントの高さと幅を基準に計算されます。 Windows 関数の GetDialogBaseUnits は、現在のダイアログの基本単位をピクセル数で返します。
戻り値
タブ ストップが設定された場合は 0 以外を返します。それ以外の場合は 0 を返します。
解説
テキストが複数行のエディット コントロールにコピーされたとき、テキスト内の各タブ文字は次のタブ ストップまでスペースに変換されます。
このメンバー関数をパラメーターなしで呼び出すと、タブ ストップが既定の 32 ダイアログ単位で設定されます。 32 以外の値に設定するには、cxEachStop をパラメーターに持つメンバー関数を使います。 サイズの配列を使ってタブ ストップを設定するときは、パラメーターを 2 つ持つメンバー関数を使います。
このメンバー関数は、複数行のエディット コントロールでだけ処理されます。
SetTabStops 関数は、自動的にエディット コントロールを再描画しません。 アプリケーションが、エディット コントロールの既存のテキストのタブ ストップを変更するときは、CWnd::InvalidateRect 関数を呼び出してエディット コントロールを再描画します。
詳細については、Windows SDK の「EM_SETTABSTOPS」と「GetDialogBaseUnits」を参照してください。
使用例
「CEditView::SetTabStops」の例を参照してください。
必要条件
**ヘッダー:**afxwin.h