CDialog::CDialog

[アーティクル]
08/09/2011

リソースベースのモーダルダイアログボックスを構築するには、いずれかのパブリック形式のコンストラクターを呼び出します。

explicit CDialog(
   LPCTSTR lpszTemplateName,
   CWnd* pParentWnd = NULL 
);
explicit CDialog(
   UINT nIDTemplate,
   CWnd* pParentWnd = NULL 
);
CDialog( );

パラメーター

lpszTemplateName
ダイアログボックステンプレートリソース名を表す null で終わる文字列。
nIDTemplate
ダイアログボックステンプレートリソースの ID 番号。
pParentWnd
ダイアログオブジェクトを所有する CWnd 型の親ウィンドウまたはオーナーウィンドウオブジェクトへのポインター。 NULL の場合は、ダイアログオブジェクトの親ウィンドウがアプリケーションのメインウィンドウになります。

解説

一方の形式では、ダイアログリソースのテンプレート名を使います。もう一方のコンストラクターは、通常プリフィックスとして IDD_ を持つテンプレート ID 番号を使います (例 : IDD_DIALOG1)。

メモリ上のテンプレートからモーダルダイアログボックスを構築するには、まずパラメーターを持たないプロテクトメンバーのコンストラクターを起動し、その後 InitModalIndirect を呼び出します。

上記のいずれかの方法でモーダルダイアログボックスを構築した後は、DoModal 関数を呼び出します。

モードレスダイアログボックスを構築するには、プロテクト形式の CDialog コンストラクターを使います。コンストラクターはプロテクトメンバーなので、モードレスダイアログボックスを実装するには、独自のダイアログボックスクラスを派生する必要があります。モードレスダイアログボックスは、2 ステップで構築します。最初にコンストラクターを呼び出し、その後リソースベースのダイアログボックスを作成する Create メンバー関数を呼び出すか、メモリ上のテンプレートからダイアログボックスを作成する CreateIndirect を呼び出します。