(MFC アプリケーション ウィザード)
MFC アプリケーション ウィザードのこのページを使用して、新規 MFC アプリケーションの基本機能のデザインと追加を行います。
[アプリケーションの種類]
アプリケーションで作成するドキュメントの種類に対するサポートを指定します。 選択したアプリケーションの種類に応じて、アプリケーションで使用できるユーザー インターフェイスのオプションが決定されます。 詳細については、「[ユーザー インターフェイスの機能] (MFC アプリケーション ウィザード)」を参照してください。ドキュメントの種類の詳細については、以下のトピックを参照してください。
オプション
説明
[シングル ドキュメント]
シングル ドキュメント インターフェイス (SDI: Single Document Interface) アーキテクチャのアプリケーションを作成します。ビュー クラスの基本クラスは CView クラスです。 ビューの基本クラスの変更は、[生成されたクラス] (MFC アプリケーション ウィザード) ページで行います。 たとえば、フォーム ベースのアプリケーションを作成するには、ビュー クラスとして CFormView クラスを使用します。
このタイプのアプリケーションでは、ドキュメントのフレーム ウィンドウで保持できるドキュメントは 1 つだけです。
[マルチ ドキュメント]
マルチ ドキュメント インターフェイス (MDI: Multiple Document Interface) アーキテクチャのアプリケーションを作成します。ビュー クラスの基本クラスは CView です。 ビューの基本クラスの変更は、このウィザードの [生成されたクラス] ページで行います。 たとえば、フォーム ベースのアプリケーションを作成するには、ビュー クラスとして CFormView を使用します。
このタイプのアプリケーションでは、ドキュメントのフレーム ウィンドウで複数の子ウィンドウを保持できます。
[タブ付きドキュメント]
各ドキュメントを個別のタブに表示します。
[ダイアログ ベース]
ダイアログ ベース アーキテクチャのアプリケーションを作成します。ダイアログ クラスの基本クラスは CDialog です。 HTML ダイアログを作成するには、[HTML ダイアログを使用する] チェックボックスをオンにします。
[HTML ダイアログを使用する]
ダイアログ ボックス アプリケーションに対してのみ使用できます。 ダイアログ クラスは、CDialog クラスではなく CDHtmlDialog クラスから派生します。 このチェック ボックスをオンにすると、[生成されたクラス] (MFC アプリケーション ウィザード) ページの [基本クラス] ボックスに CDHtmlDialog が表示されます。
CDHtmlDialog から派生したダイアログ ボックスは、HTML ベースのダイアログ ボックスを表示し、HTML コントロールとのデータ交換を行い、HTML イベントを処理します。
[複数のトップレベル ドキュメント]
マルチ トップレベル アーキテクチャのアプリケーションを作成します。ビュー クラスの基本クラスは CView です。
この種類のアプリケーションでは、ユーザーが [ファイル] メニューの [新規作成] (または [新しいフレーム]) をクリックすると、暗黙にデスクトップを親とするウィンドウがアプリケーションによって作成されます。 新規ドキュメント フレームはタスク バーに表示され、アプリケーション ウィンドウのクライアント領域に限定されません。
[ドキュメント ビュー アーキテクチャ サポート]
CDocument クラスおよび CView クラスを使用して、アプリケーションにドキュメント/ビュー アーキテクチャを組み込むかどうかを指定します (既定値)。 非 MFC アプリケーションを移植する場合、またはコンパイル済みの実行可能ファイルのサイズを縮小する場合には、このチェック ボックスをオフにします。 既定では、ドキュメント/ビュー アーキテクチャを含まないアプリケーションは、CWinApp クラスから派生し、ディスク ファイルのドキュメントを開くために必要な MFC サポートが組み込まれていません。[リソース言語]
リソースの言語を設定します。 Visual Studio のインストール内容に応じて、システムで利用できる言語が一覧表示されます。 システム言語以外の言語を選択する場合は、その言語に対応するテンプレート フォルダーを事前にインストールしておく必要があります。 [リソース言語] ボックスで使用できる既定の言語以外の言語リソースのインストールの詳細については、「ウィザードでサポートされるその他の言語」を参照してください。選択した言語は、[ドキュメント テンプレート文字列] (MFC アプリケーション ウィザード) ページの [ローカライズされる文字列] に反映されます。
[Unicode ライブラリを使用する]
MFC ライブラリに Unicode ライブラリと非 Unicode のライブラリのどちらを使用するかを指定します。[プロジェクト形式]
アプリケーションに、標準の MFC、Windows エクスプローラー、Visual Studio、または Office のアーキテクチャや表示形式を組み込むかどうかを示します。 詳細については、「Windows エクスプローラー形式の MFC アプリケーションの作成」を参照してください。オプション
説明
[MFC 標準]
標準 MFC アプリケーション アーキテクチャが使用されます。
[Windows エクスプローラー]
Windows エクスプローラー形式のアプリケーションが実装されます。左ペインが CTreeView クラス、右ペインが CListView クラス の分割ウィンドウが使用されます。
Visual Studio
Visual Studio 形式のアプリケーションが実装されます。CDockablePane クラスから派生する 4 つのドッキング可能なペイン (ファイル ビュー、クラス ビュー、プロパティ、および出力) と、CMDIFrameWndEx クラスから派生するメイン フレーム ウィンドウが組み込まれます (既定値)。
Office
Office 形式のアプリケーションが実装されます。CMFCRibbonBar クラスから派生するリボン、CMFCOutlookBar クラスから派生する Outlook バー、CMFCCaptionBar Classから派生するキャプション バー、および CMDIFrameWndEx クラスから派生するメイン フレームが組み込まれます。
[表示スタイルと色]
アプリケーションの表示スタイルを決定します。 次の各オプションがあります。[Windows ネイティブ/既定]
[Office 2003]
Visual Studio 2005
[Office 2007 (青のテーマ)]
[Office 2007 (黒のテーマ)]
[銀色のテーマ]
[Office 2007 (水色のテーマ)]
[視覚スタイルの切り替えを有効にする]
ユーザーが実行時にアプリケーションの表示形式を変更できるようにするかどうかを指定します。表示形式の変更には、通常、メニューまたはリボンで該当する表示形式を選択する方法を使用します。[MFC の使用法]
MFC ライブラリとのリンク方法を指定します。 既定では、MFC は共有 DLL としてリンクされます。オプション
説明
[共有 DLL で MFC を使用]
MFC ライブラリを共有 DLL としてアプリケーションにリンクします。 アプリケーションは実行時に MFC ライブラリを呼び出します。 このオプションを使用すると、MFC ライブラリを使用する複数の実行可能ファイルでアプリケーションが構成される場合に、必要なディスクとメモリの量が削減されます。 Win32 アプリケーションと MFC アプリケーションの両方で DLL 内の関数を呼び出すことができます (既定値)。
[スタティック ライブラリで MFC を使用]
ビルド時にアプリケーションをスタティック MFC ライブラリにリンクします。