次の方法で共有


IMPLEMENT_SERIAL

動的 CObject 派生クラスが実行時に階層内のクラス名と位置にアクセスするために必要となる C++ のコードを生成します。

IMPLEMENT_SERIAL(class_name, base_class_name, wSchema )

パラメーター

  • class_name
    実際のクラス名。

  • base_class_name
    基本クラスの名前。

  • wSchema
    UINT の "バージョン番号" を指定します。バージョン番号はアーカイブ内でエンコード化されて、逆シリアル化プログラムに以前のバージョンのプログラムで作られたデータの識別や処理が有効となります。 クラスのスキーマ番号は -1 以外を指定する必要があります。

解説

.CPP モジュールで IMPLEMENT_SERIAL マクロを使用し、一度だけオブジェクト コードをリンクしてください。

AFX_API マクロを使用すると、DECLARE_SERIAL マクロおよび IMPLEMENT_SERIAL マクロを使用するクラスに対して CArchive の入力ストリーム演算子 (>>) を自動的にエクスポートできます。 .H ファイル内のクラス宣言を次のコードで囲んでください。

#undef AFX_API
#define AFX_API AFX_EXT_CLASS

// <your class declarations here>

#undef AFX_API
#define AFX_API

詳細については、「CObject の使い方」を参照してください。

使用例

IMPLEMENT_SERIAL(CAge, CObject, VERSIONABLE_SCHEMA | 2)

必要条件

**ヘッダー:**afx.h

参照

参照

DECLARE_SERIAL

RUNTIME_CLASS

CObject::IsKindOf

概念

MFC マクロとグローバル