方法: データベース プロジェクトおよびサーバー プロジェクトを作成する
データベースに加えた変更は、データベース プロジェクトを作成して管理できます。また、データベース サーバー上のオブジェクトや設定に加えた変更は、サーバー プロジェクトを作成して管理できます。 これらのプロジェクトを作成するには、プロジェクトの新規作成ウィザードを使用するか、同等の手順を手動で実行します。 管理対象のオブジェクトや設定を作成またはインポートしてから、プロジェクトとそのファイルをバージョン管理にチェックインすることもできます。
プロジェクトの新規作成ウィザードを使用してデータベース プロジェクトまたはサーバー プロジェクトを作成するには
[ファイル] メニューの [新規作成] をポイントし、[プロジェクト] をクリックします。
[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスが表示されます。
[インストールされたテンプレート] で、[データベース] ノードを展開し、[SQL Server] ノードを展開します。次に、[詳細設定] をクリックします。
テンプレートの一覧で該当するアイコンをクリックして、プロジェクトの新規作成ウィザードを起動します。
たとえば、[SQL Server 2005 ウィザード] をクリックして、SQL Server 2005 用のデータベース プロジェクトを作成します。
[名前] に、プロジェクトに割り当てる名前を入力します。
管理対象のデータベースまたはサーバーの名前と同じ名前にすることも、プロジェクトに別の名前を付けることもできます。
[場所] ボックスで、プロジェクトを作成するディレクトリのパスを入力またはクリックします。
プロジェクトのソリューションを作成する場合は、[ソリューション] の [新しいソリューションを作成する] をクリックします。 プロジェクトを既存のソリューションに追加する場合は、[ソリューションに追加] をクリックします。
ソリューションを格納するディレクトリを作成する場合は、[ソリューションのディレクトリを作成] チェック ボックスをオンにします。
[ソリューション名] ボックスに、ソリューションに割り当てる名前を入力します。
既定では、ソリューション名とプロジェクト名が一致します。
次のいずれかの操作を実行します。
新しいソリューションおよびプロジェクトをバージョン管理に直ちに追加する場合は、[ソース管理に追加] チェック ボックスをオンにします。
ソリューションおよびプロジェクトをバージョン管理に後で追加する場合、またはこのソリューションでバージョン管理を使用する予定がない場合は、[ソース管理に追加] チェック ボックスをオフにします。
[OK] をクリックします。
プロジェクトの新規作成ウィザードが表示されます。
次に、このウィザードを使用してプロジェクトを構成し、オブジェクトや設定のインポート元にするデータベースまたはサーバーを指定します。
プロジェクトを構成し、オブジェクトと設定をインポートするには
[ようこそ] ページを読んでから、[次へ] をクリックします。
次のいずれかの手順を実行して、作成するプロジェクトの種類を指定します。
[管理対象のデータベース プロジェクトをユーザー定義のデータベースに変更する] をクリックします。
[管理対象のサーバー プロジェクトをサーバー オブジェクトおよび "マスター" データベースに変更する] をクリックします。
[SQL スクリプト ファイル] で、次のいずれかの手順を実行します。
[スキーマ別] をクリックしてプロジェクトのファイルをスキーマ別に整理してから、オブジェクトの種類別に整理します。
オブジェクトの種類を第 1 のソート基準としてプロジェクトのファイルを整理する (たとえば、テーブルごと、ビューごとに整理する) 場合は、[オブジェクトの種類別] をクリックします。
重要
プロジェクトの作成後は、既定の物理的な整理方法を変更できません。 ソリューション エクスプローラー内のファイルは手動で移動できますが、これらのファイルは、ウィザードで指定した整理方法に基づいて追加されます。 プロジェクトで複数のスキーマを使用する場合、オブジェクトの種類別ではなく、スキーマ別にプロジェクトを整理する必要がある場合があります。 ファイルの物理的な整理方法は変更できませんが、それらのファイルで定義されているオブジェクトの表示方法は変更できます。 スキーマ ビュー内の表示方法を制御するには、プロジェクトを右クリックし、[ビューの変更] をポイントして、[オブジェクトの種類] または [スキーマ] をクリックします。
ファイル名にスキーマ名を含める場合は、[SQL スクリプト ファイル] で [ファイル名にスキーマ名を含める] チェック ボックスをオンにします。 それ以外の場合は、チェック ボックスをオフにします。
[次へ] をクリックします。
[データベース オプションの設定] ページで、データベース プロジェクトのオプションを設定します。
詳細については、「新規データベース プロジェクト ウィザードの概要」を参照してください。
注意
これらのオプションは、プロジェクトの作成後に変更できます。 詳細については、「方法: データベース プロジェクトのデータベース プロパティを構成する」を参照してください。
[次へ] をクリックします。
[データベース スキーマのインポート] ページで、次のいずれかの手順を実行します。
オブジェクトや設定をインポートしない場合は、[次へ] をクリックして手順 11. に進みます。 オブジェクトや設定は、いつでも空のデータベースにインポートできます。 詳細については、「方法: データベース オブジェクトと設定をインポートする」を参照してください。
オブジェクトや設定をインポートする場合は、[既存のスキーマのインポート] チェック ボックスをオンにします。
注意
オブジェクトや設定をインポートすると、ソース データベースから拡張プロパティもインポートされます。 オブジェクトの拡張プロパティは、オブジェクト定義が格納されているファイルで定義します。 たとえば、MyTable という名前のテーブルの拡張プロパティをインポートした結果、MyTable.table.sql ファイルに sp_addextendedproperty ステートメントが追加されます。 このアクションは、sp_addextendedproperty ステートメントにだけ影響します。
[ソース データベース接続] で、オブジェクトや設定のインポート元にするサーバーおよびデータベースに対応する接続をクリックします。
サーバー プロジェクトの場合は、"マスター" データベースを指定する必要があります。 接続がまだ存在しない場合は、[新しい接続] をクリックして作成します。 接続を指定しない場合、プロジェクトは作成されますが、オブジェクトや設定はインポートされません。
注意
プロジェクトにまだオブジェクトがない場合は、オブジェクトや設定を後でインポートできます。 詳細については、「方法: データベース オブジェクトと設定をインポートする」および「方法: サーバー オブジェクトと設定をインポートする」を参照してください。
必要に応じて、インポート オプションを構成します。
詳細については、「新規データベース プロジェクト ウィザードの概要」を参照してください。
[次へ] をクリックします。
[ビルド/配置の構成] ページで、プロジェクトのビルド方法および配置方法を制御する初期設定を指定できます。
詳細については、「新規データベース プロジェクト ウィザードの概要」を参照してください。
注意
これらのオプションは、プロジェクトの作成後に変更できます。 詳細については、「方法: データベースおよびサーバー プロジェクトの配置設定を構成する」を参照してください。
[完了] をクリックしてプロジェクトを作成します。既存のデータベースまたはサーバーを指定した場合は、そこからオブジェクトや設定をインポートします。
これでプロジェクトを使用する準備が完了しました。 チーム環境で作業している場合は、プロジェクトをバージョン管理にチェックインできます。
参照
処理手順
方法: 空のデータベース プロジェクトおよびサーバー プロジェクトを作成する
チュートリアル: 既存のデータベース スキーマのバージョン管理