CDaoParameterInfo 構造体
CDaoParameterInfo 構造体は、データ アクセス オブジェクト (DAO: Data Access Objects) 用に定義されたパラメーター オブジェクトについての情報を保持します。
struct CDaoParameterInfo
{
CString m_strName; // Primary
short m_nType; // Primary
ColeVariant m_varValue; // Secondary
};
パラメーター
m_strName
パラメーター オブジェクトの一意名。 詳細については、DAO ヘルプの「Name Property」を参照してください。m_nType
パラメーター オブジェクトのデータ型を示す値です。 可能な値の一覧については、CDaoFieldInfo 構造体の m_nType メンバーを参照してください。 詳細については、DAO ヘルプの「Type Property」を参照してください。m_varValue
COleVariant オブジェクトに格納されたパラメーター値。
解説
上の "プライマリ" と "セカンダリ" は、CDaoQueryDef クラスの GetParameterInfo メンバー関数によってどの情報が返されるかを示しています。
MFC では DAO パラメーター オブジェクトをクラスとしてカプセル化していません。 MFC CDaoQueryDef オブジェクトを基にした DAO クエリ定義オブジェクトが Parameters コレクションにパラメーターを格納します。 CDaoQueryDef オブジェクトのパラメーター オブジェクトにアクセスするには、特定のパラメーター名または Parameters コレクションへのインデックスに対して、クエリ定義オブジェクトの GetParameterInfo メンバー関数を呼び出します。 CDaoQueryDef::GetParameterCount メンバー関数と GetParameterInfo を組み合わせて使って、Parameters コレクション全体をループしてアクセスできます。
CDaoQueryDef::GetParameterInfo メンバー関数により取得された値が CDaoParameterInfo 構造体に格納されます。 目的のパラメーター オブジェクトが属している Parameters コレクションを持つクエリ定義オブジェクトに対して GetParameterInfo を呼び出してください。
注意
パラメーターの値だけを取得または設定する必要がある場合は、クラス CDaoRecordset の GetParamValue メンバー関数および SetParamValue メンバー関数を使用します。
デバッグ用のビルドでは、CDaoParameterInfo は Dump メンバー関数を定義しています。 Dump 関数を使って CDaoParameterInfo オブジェクトの内容をダンプできます。
必要条件
**ヘッダー:**afxdao.h