方法 : データセットと TableAdapters を別々のプロジェクトに分離する
TableAdapter およびデータセット クラスを別々のプロジェクトに生成できるように、型指定されたデータセットが強化されました。 これにより、アプリケーション層を分離して、n 層データ アプリケーションをすばやく生成できるようになります。
次の手順では、データセット デザイナーを使用して、生成された TableAdapter コードを含むプロジェクトとは別個のプロジェクトにデータセット コードを生成するプロセスについて説明します。
データセットと TableAdapters の分離
TableAdapter コードからデータセット コードを分離する場合、データセット コードを含めるプロジェクトを現在のソリューションに配置する必要があります。 このプロジェクトが現在のソリューションに配置されていない場合、[プロパティ] ウィンドウの [DataSet プロジェクト] の一覧で使用できなくなります。
注意
お使いのマシンで、Visual Studio ユーザー インターフェイスの一部の要素の名前や場所が、次の手順とは異なる場合があります。 これらの要素は、使用している Visual Studio のエディションや独自の設定によって決まります。 詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。
データセットを別のプロジェクトに分離するには
データセット (.xsd ファイル) を含むソリューションを開きます。
注意
データセット コードの分離先のプロジェクトがソリューションに含まれていない場合は、プロジェクトを作成するか、既存のプロジェクトをソリューションに追加します。
ソリューション エクスプローラーで型指定されたデータセット ファイル (.xsd ファイル) をダブルクリックして、データセット デザイナーでデータセットを開きます。
データセット デザイナーの空の領域をクリックします。
[プロパティ] ウィンドウで、[DataSet プロジェクト] ノードを見つけます。
[DataSet プロジェクト] の一覧で、データセット コードを生成するプロジェクトの名前をクリックします。
データセット コードを生成するプロジェクトをクリックすると、"DataSet ファイル" プロパティに既定のファイル名が設定されます。 必要な場合はこの名前を変更できます。 さらに、データセット コードを特定のディレクトリに生成する場合は、"プロジェクト フォルダー" プロパティをフォルダーの名前に設定できます。
注意
"DataSet プロジェクト" プロパティを設定してデータセットと TableAdapter を分離する場合でも、プロジェクト内の既存のデータセット部分クラスは自動的には移動されません。 既存のデータセット部分クラスは、手動でデータセット プロジェクトに移動する必要があります。
データセットを保存します。
データセット コードが、[DataSet プロジェクト] プロパティで選択したプロジェクトに生成され、TableAdapter コードが現在のプロジェクトに生成されます。
既定では、データセットと TableAdapter コードを分離すると、結果としてプロジェクトごとに別個のクラス ファイルが生成されます。 元のプロジェクトには、TableAdapter コードを含む DatasetName.Designer.vb (または DatasetName.Designer.cs) というファイルが存在します。 "DataSet プロジェクト" プロパティで指定したプロジェクトには、データセット コードを含む DatasetName.DataSet.Designer.vb (または DatasetName.DataSet.Designer.cs) というファイルが存在します。
注意
データセットまたは TableAdapter プロジェクトを選択し、ソリューション エクスプローラーで [すべてのファイルを表示] をクリックして生成されたクラス ファイルを表示します。