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Office ソリューションのセキュリティのトラブルシューティング

ここでは、Office ソリューションをセキュリティで保護するときに発生する可能性がある一般的な問題を解決するためのヒントを示します。

対象: このトピックの情報は、Microsoft Office 2010 および 2007 Microsoft Office system のドキュメント レベルのプロジェクトおよびアプリケーション レベルのプロジェクトに適用されます。 詳細については、「Office アプリケーションおよびプロジェクト タイプ別の使用可能な機能」を参照してください。

信頼されたソリューションを制限付きサイトからインストールできない

ユーザーは、Internet Explorer の [制限付きサイト] のゾーンに一覧表示されている Web サイトの場所からソリューションをインストールすることはできません。 これは、ソリューションが信頼されている証明書で署名されている場合にも該当します。

配置マニフェストの URL は、次の 5 つのゾーンのうちのいずれかに分類できます。

  • マイ コンピューター

  • Internet

  • ローカル イントラネット

  • 信頼済みサイト

  • 制限付きサイト

配置マニフェストの場所が制限付きサイト ゾーンに割り当てられていると、Visual Studio Tools for Office Runtime ではソリューションのインストールは行われません。 その場所が既知のものであり、信頼できる場合は、その場所を制限付きサイト ゾーンから削除してソリューションをインストールできます。 ゾーンを管理する方法の詳細については、「Configuring ClickOnce Trusted Publishers」を参照してください。

Internet Explorer セキュリティ強化の構成または Internet Explorer 7 がインストールされているとネットワーク ファイル共有または Web の場所からソリューションをインストールできない

Windows Server 2003 の Internet Explorer セキュリティ強化の構成 (IEESC: Internet Explorer Enhanced Security Configuration) および Internet Explorer 7 では、ユーザーによるインターネットの参照が厳しく制限されます。 ユーザーがネットワーク ファイル共有または Web 上の場所から Office ソリューションをインストールしようとすると、"<ソリューション名> の配置マニフェストを署名するときに使用された証明書が信頼されないため、このアプリケーションのカスタマイズされた機能は動作しません。 管理者にお問い合わせください。" というエラー メッセージが表示されることがあります。

IEESC および Internet Explorer 7 を使用していて、配置マニフェストの URL がインターネット ゾーンとして分類されている場合は、信頼された発行元からの証明書がマニフェストにないと、ソリューションをインストールできません。 IEESC を使用していない場合の既定の動作では、信頼するかどうかの確認がエンド ユーザーに求められます。

IEESC および Internet Explorer 7 の影響を管理するには、信頼を付与する Web サイトおよび UNC パスを識別し、それをいずれかの信頼されるセキュリティ ゾーン (ローカル イントラネットまたは信頼済みサイト) に追加します。ゾーンを管理する方法の詳細については、「Configuring ClickOnce Trusted Publishers」を参照してください。

参照

概念

Office ソリューションのセキュリティ保護