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ATL ダイアログ ウィザード

このウィザードでは、CAxDialogImpl クラスから派生する ATL ダイアログ ボックス オブジェクトをプロジェクトに追加します。 CAxDialogImpl クラスから派生するダイアログ ボックスは ActiveX コントロールをホストできます。

ウィザードによって、既定の [OK] ボタンと [キャンセル] ボタンを含むダイアログ リソースが作成されます。 リソース ビューのダイアログ エディターを使用して、ダイアログ リソースを編集したり、ActiveX コントロールを追加したりできます。

ウィザードは、既定のクリック イベントを処理するためのメッセージ マップと宣言をヘッダー ファイルに追加します。 ATL ダイアログ ボックスの詳細については、「ダイアログ ボックスの実装」を参照してください。

  • [短い名前]
    ATL ダイアログ オブジェクトの省略名を設定します。 個別にフィールドを変更しない限り、指定した名前に基づいてクラス名とファイル名 (.cpp および .h) が決まります。

  • [Class]
    作成するクラスの名前を設定します。 この名前は、[短い名前] に入力した名前に基づく名前で、クラス名の代表的なプリフィックスである "C" が先頭に付いています。

  • [.h ファイル]
    新しいオブジェクトのクラスのヘッダー ファイル名を設定します。 既定では、[短い名前]に入力した名前に基づいた名前になります。 [...] ボタンをクリックし、場所を選択してファイル名を保存するか、クラス宣言を既存のファイルに追加します。 既存のファイルを選択した場合は、ウィザードの [完了] をクリックするまで、選択した場所にファイルが保存されません。

    ウィザードでは、ファイルは上書きされません。 既存のファイルの名前を選択した場合は、ウィザードの [完了] をクリックすると、ファイルの内容にクラス宣言を追加するかどうかをたずねるメッセージが表示されます。 [はい] をクリックしてファイルに追加するか、[いいえ] をクリックしてウィザードに戻り、他のファイル名を指定します。

  • [.cpp ファイル]
    新しいオブジェクトのクラスの実装ファイルの名前を設定します。 既定では、[短い名前]に入力した名前に基づいた名前になります。 [...] ボタンをクリックし、選択した場所にファイル名を保存します。 ウィザードの [完了] をクリックするまで、ファイルは指定した場所に保存されません。

    ウィザードでは、ファイルは上書きされません。 既存のファイルの名前を選択した場合は、ウィザードの [完了] をクリックすると、ファイルの内容にクラスの実装を追加するかどうかをたずねるメッセージが表示されます。 [はい] をクリックしてファイルに追加するか、[いいえ] をクリックしてウィザードに戻り、他のファイル名を指定します。

参照

処理手順

ATL ダイアログの追加