Visual Studio での JScript のデバッグ

JScript プログラムは、コマンドラインで実行されるようにデザインされている場合や、ASP.NET ページで実行するようにデザインされている場合があります。プログラムの種類はデバッグの方法に影響します。

手順

/debug フラグを使用してデバッグするプログラムをコンパイルします。詳細については、「/debug」を参照してください。
Microsoft Visual Studio を起動します。
[ファイル] メニューの [開く] をポイントし、[プロジェクト] をクリックします。
[プロジェクトを開く] ダイアログボックスで、コンパイルしたプログラム (拡張子が .exe のファイル) を選択し、[開く] をクリックします。
[ファイル] メニューの [開く] をポイントし、[ファイル] をクリックします。
[ファイルを開く] ダイアログボックスで、ソースコード (拡張子が .js のファイル) を選択し、[開く] をクリックします。
[ファイル] メニューの [すべてを保存] をクリックします。
名前と場所を選択して、新しいプロジェクトを保存します。

この設定が完了したら、「Visual Studio を使用してデバッグを行うには」の手順を実行できます。

Microsoft Visual Studio を起動します。
デバッグする ASP.NET ファイルを開きます。
@page ディレクティブでデバッグフラグを true に設定します。次に例を示します。
```
<%@page Language=jscript debug=true %>
```
ブラウザーでページを開いて、ページをコンパイルします。
Visual Studio で、[ツール] メニューの [デバッグプロセス] をクリックします。
[プロセス] ダイアログボックスで、[システムプロセスを表示] および [すべてのセッションのプロセスを表示] をクリックします。
[プロセス] ダイアログボックスの選択可能なプロセスペインで、Web アプリケーションを実行する ASP.NET ワーカープロセスを選択し、[アタッチ] をクリックします。

既定では、ワーカープロセスは、IIS 5.x (Windows 2000 および Windows XP) の場合は aspnet_wp.exe、IIS 6.0 (Windows Server 2003) の場合は w3wp.exe です。
[プロセスにアタッチ] ダイアログボックスの [Common Language Runtime] を選択し、[OK] をクリックします。
[プロセス] ダイアログボックスで、[閉じる] をクリックします。

この設定が完了したら、「Visual Studio を使用してデバッグを行うには」の手順を実行できます。

Visual Studio IDE で、上で説明した方法を使用して、デバッグするファイルを開きます。
ファイルのブレークポイントを設定する場所にカーソルを移動し、F9 キーを押します。
前の手順を繰り返して、ブレークポイントを追加します。
[デバッグ] メニューの [開始] をクリックします。

プログラムは、ブレークポイントに到達するまで、またはランタイムエラーが発生するまで実行されます。
いくつかのウィンドウが開き、その他のデバッグタスクを実行できます。詳細については、「デバッガーのロードマップ」を参照してください。
デバッグを終了してもプログラムの実行を続けるには、[デバッグ] メニューの [すべてデタッチ] をクリックします。

この設定を行わない場合は、デバッグを中止するとプログラムも終了します。

コマンドラインからコンパイルされたプログラムをデバッグする場合、Visual Studio は、デバッグを開始するたびにコンパイル済みプログラムを再読み込みします。したがって、JScript コードを修正してコードを再コンパイルすると、変更の効果を確認できます。