acos、acosf
アークコサインを計算します。
double acos(
double x
);
float acos(
float x
); // C++ only
long double acos(
long double x
); // C++ only
float acosf(
float x
);
パラメーター
- x
アークコサインを計算する –1 から 1 までの値。
戻り値
acos 関数は、x のアークコサインを 0 ~ π ラジアンの範囲で返します。
x が –1 未満または 1 を超える場合、acos は既定で不定を返します。
入力 |
SEH 例外 |
Matherr 例外 |
---|---|---|
± ∞ |
INVALID |
_DOMAIN |
± QNAN、IND |
[none] |
_DOMAIN |
|x|>1 |
INVALID |
_DOMAIN |
解説
C++ ではオーバーロードが可能であるため、acos のオーバーロードを呼び出すことができます。 C プログラムでは、acos は常に倍精度浮動小数点数を受け取り、倍精度浮動小数点数を返します。
必要条件
ルーチン |
必須ヘッダー |
省略可能なヘッダー |
---|---|---|
acos, acosf |
<math.h> |
<errno.h> |
使用例
次のプログラムでは、-1 ~ 1 の範囲内の値を入力するように指示します。 範囲外の値が入力されると、_DOMAIN エラー メッセージを生成します。 有効な値が入力されると、値のアーク サインとアーク コサインを出力します。
// crt_asincos.c
// arguments: 0
#include <math.h>
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <errno.h>
int main( int ac, char* av[] )
{
double x,
y;
errno_t err;
// argument checking
if (ac != 2)
{
fprintf_s( stderr, "Usage: %s <number between -1 and 1>\n",
av[0]);
return 1;
}
// Convert argument into a double value
if ((err = sscanf_s( av[1], "%lf", &x )) != 1)
{
fprintf_s( stderr, "Error converting argument into ",
"double value.\n");
return 1;
}
// Arcsine of X
y = asin( x );
printf_s( "Arcsine of %f = %f\n", x, y );
// Arccosine of X
y = acos( x );
printf_s( "Arccosine of %f = %f\n", x, y );
}