比較演算子
2 つの式を比較した結果を示すブール値を返します。
expression1 comparisonoperator expression2
引数
expression1
任意の式を指定します。comparisonoperator
任意の比較演算子 (<、>、<=、>=、==、!=、===、!==)。expression2
任意の式を指定します。
解説
文字列を比較する場合、JScript では Unicode のコード順に基づいて比較を行います。
比較演算子の種類によって、expression1 と expression2 がどのように比較されるかを次に示します。
関係演算子 (<、>、<=、>=)
expression1 と expression2 の両方を数値に変換しようとします。
式が両方とも文字列の場合は Unicode 順で比較が行われます。
どちらか一方の式が NaN の場合は偽 (false) が返されます。
負の 0 は、正の 0 と等しいと評価されます。
負の無限大は、それ自身を含むすべての式よりも小さいと評価されます。
正の無限大は、それ自身を含むすべての式よりも大きいと評価されます。
等価演算子 (==、!=)
2 つの式のデータ型が異なる場合は、文字列型、数値型、ブール型の順に変換を試みます。
NaN は、それ自身を含む、どのような値とも等しくないと評価されます。
負の 0 は、正の 0 と等しいと評価されます。
null は、null と undefined の両方と等しいと評価されます。
2 つの値が同一の文字列である場合、等価な数値である場合、同じオブジェクトである場合、および同一のブール値である場合、これらの値は等しいと評価されます。また、2 つの値のデータ型が異なる場合に、データ型の変換を行ってこのうちのいずれかに当てはまれば、2 つの値は等しいと評価されます。
上記以外の比較演算は等しくないと評価されます。
ID (===、!==)
これらの演算子は、等価演算子と同様の比較を行います。ただし、データ型の変換は行われず、同じデータ型でないと等しいとは評価されません。