IDBSchemaRowsetImpl クラス
スキーマ行セットの実装を提供します。
template <class SessionClass>
class ATL_NO_VTABLE IDBSchemaRowsetImpl : public IDBSchemaRowset
パラメーター
- SessionClass
IDBSchemaRowsetImpl を継承するクラス。 通常、ユーザーのセッション クラスを指定します。
解説
このクラスは、IDBSchemaRowset インターフェイスの実装と作成関数 CreateSchemaRowset のテンプレートになります。
OLE DB はスキーマ行セットを使用して、プロバイダーのデータに関するデータを返します。 OLE DB が返すデータを "メタデータ" と呼びます。プロバイダーは、既定で DBSCHEMA_TABLES、DBSCHEMA_COLUMNS、および DBSCHEMA_PROVIDER_TYPES を常にサポートする必要があります。詳細については、『OLE DB Programmer's Reference』の「IDBSchemaRowset」を参照してください。 スキーマ行セットはスキーマ マップで指定します。 スキーマ マップ エントリの詳細については、「SCHEMA_ENTRY」を参照してください。
ATL オブジェクト ウィザードの OLE DB プロバイダー ウィザードは、プロジェクトのスキーマ行セットのコードを自動的に生成します。 既定では、ウィザードは、以前説明した必須のスキーマ行セットをサポートします。ATL オブジェクト ウィザードでコンシューマーを作成すると、ウィザードはスキーマ行セットを使用して、正しいデータをプロバイダーに連結します。 正しいメタデータを提供するようにスキーマ行セットが実装されていないと、ウィザードは正しいデータを連結しません。
プロバイダーでスキーマ行セットをサポートする方法については、「スキーマ行セットのサポート」を参照してください。
スキーマ行セットの詳細については、『OLE DB Programmer's Reference』の「スキーマ行セット」を参照してください。
必要条件
**ヘッダー:**atldb.h