次の方法で共有


CRecordset::SetAbsolutePosition

指定されたレコード番号に対応するレコードにレコードセットを位置付けます。

void SetAbsolutePosition( 
   long nRows  
);

パラメーター

  • nRows
    レコードセット内の現在のレコードの位置。1 から始まる順番で表した値。

解説

SetAbsolutePosition は、現在のレコード ポインターをこの順番の位置に基づいて移動します。

注意

このメンバー関数は、前方参照だけのレコードセットでは無効です。

ODBC レコードセットの場合、絶対位置として 1 を設定することは、レコードセットの先頭レコードを意味します。0 を設定することはファイル先頭 (BOF) の位置を意味します。

SetAbsolutePosition には負の値も渡せます。 この場合、レコードセットの位置はレコードセットの最後から評価されます。 たとえば、SetAbsolutePosition( -1 ) は、現在のレコード ポインターをレコードセットの最終レコードへ移動します。

注意

絶対位置は、代替レコード番号として使用されることを目的としていません。 前に位置するレコードが削除された場合は、レコードの場所は変化するため、場所の保持や指定された場所へ戻る方法としてブックマークを推奨します。 さらに、レコードセットが再作成された場合は、ORDER BY 句を使用した SQL ステートメントで作成されない限り、レコードセット内の各レコードの順番は保証されないため、指定されたレコードが同一の絶対的な場所に存在しているとは限りません。

レコード セットの移動とブックマークの詳細についてを参照してくださいレコード セット:スクロール (ODBC)レコード セット:ブックマークと絶対位置 (ODBC)

例外

このメソッドは、CDBException* 型の例外と CMemoryException* 型の例外をスローできます。

必要条件

**ヘッダー:**afxdb.h

参照

参照

CRecordset クラス

階層図

CRecordset::SetBookmark

その他の技術情報

CRecordset のメンバー