CWnd::OnMDIActivate

[アーティクル]
08/09/2011

アクティブまたは非アクティブにする子ウィンドウに対して、フレームワークからこのメンバー関数が呼び出されます。

afx_msg void OnMDIActivate(
   BOOL bActivate,
   CWnd* pActivateWnd,
   CWnd* pDeactivateWnd 
);

パラメーター

bActivate
子ウィンドウをアクティブにする場合は TRUE を、非アクティブにする場合は FALSE を指定します。
pActivateWnd
アクティブにする MDI 子ウィンドウへのポインターを保持します。 MDI 子ウィンドウがこの呼び出しを受け取る場合、pActivateWnd はアクティブにする子ウィンドウへのポインターを保持します。このポインターは一時的なポインターである場合があるので、後で使用するために保持しておくことはできません。
pDeactivateWnd
非アクティブにする MDI 子ウィンドウへのポインターを保持します。このポインターは一時的なポインターである場合があるので、後で使用するために保持しておくことはできません。

解説

MDI 子ウィンドウは、MDI フレームウィンドウとは無関係にアクティブになります。フレームウィンドウがアクティブになると、OnMDIActivate の呼び出しで最後にアクティブになった子ウィンドウは、WM_NCACTIVATE メッセージを受け取り、アクティブなウィンドウフレームとキャプションバーを描画しますが、OnMDIActivate から別の呼び出しを受けることはありません。

注意

このメンバー関数は、アプリケーションが Windows メッセージを処理できるようにするためにフレームワークによって呼び出されます。この関数に渡されるパラメーターの値は、フレームワークがメッセージ受信時に受け取ったパラメーターの値に基づいています。この関数の基本クラスの実装を呼び出した場合は、関数に渡したパラメーターではなく、メッセージと共に渡されたパラメーター自体が使用されます。