次の方法で共有


方法: 配置の詳細のプロパティを構成する

データベース プロジェクトの配置設定を構成する場合、配置の詳細を制御するプロパティを含むファイルを指定します。 これらのプロパティは配置内容ではなく、配置方法を制御します。 たとえば、データベース プロパティをスキーマと共に配置するか、データベースを常に再作成するか、配置プロセスの一環としてデータベースをバックアップするかを制御できます。 また、配置スクリプトを制御する詳細設定を構成して、特定の種類の相違点について無視できるかどうか判断し、エラーの処理方法を指定することもできます。 これらの設定の詳細については、「データベース プロジェクト設定の概要」を参照してください。 プロパティ ファイルを複数のビルドや配置構成で共有したり、各ターゲットの配置の設定をカスタマイズしたりできます。

注意

配置オプションの既定値は、さまざまな領域における既定のスキーマ比較オプションによって異なります。 既定では、スキーマ比較に含まれている FILL FACTOR やインデックスの埋め込みなどの動作設定は、配置時には無視されます。

配置の制御で詳細を指定するには

  1. 次のいずれかの操作を実行します。

    • ソリューション エクスプローラーで、データベース プロジェクトを展開し、[プロパティ] ノードを展開して、変更する .deploymentconfig ファイルをクリックします。 [表示] メニューを開き、[開く] をクリックします。

    • データベース プロジェクトのプロパティを開き、[配置] タブをクリックします。 [配置構成ファイル] で、詳細を変更するファイルをクリックし、[編集] をクリックします。 詳細については、「方法: データベースおよびサーバー プロジェクトの配置設定を構成する」を参照してください。

    配置構成の詳細が表示されます。

  2. [配置比較の照合順序] の一覧で、次のいずれかの手順を実行します。

    • プロジェクトの配置時にモデルを比較するときに、データベース プロジェクト (ソース モデル) の照合順序を使用するには、[プロジェクトの照合順序を使用] をクリックします。

    • プロジェクトの配置時にモデルを比較するときに、ターゲット データベース (ターゲット モデル) の照合順序を使用するには、[サーバーの照合順序を使用] をクリックします。

  3. プロジェクトの配置時に変更をデータベース プロパティに配置するには、[データベース プロパティを配置する] チェック ボックスをオンにします。 それ以外の場合は、チェック ボックスをオフにします。

  4. データベース プロジェクトの配置時にデータベースを削除して再作成するには、[データベースを常に再作成する] チェック ボックスをオンにします。 スキーマに更新を配置する場合は、チェック ボックスをオフにします。

    重要

    データベースのテーブルに格納されたデータを保持する場合は、このチェック ボックスをオフにする必要があります。

  5. 更新がデータ損失の原因となる可能性がある場合に更新を配置しないようにするには、[データ損失が発生する場合に増分配置をブロック] チェック ボックスをオンにします。 データ損失が発生する場合も配置を実行するには、このチェック ボックスをオフにします。 [データベースを常に再作成] チェック ボックスがオンになっている場合は、このチェック ボックスの設定は無視されます。

    注意

    一般的なリファクタリング操作 (オブジェクトの名前変更やオブジェクトの別のスキーマへの移動など) を含む変更を配置する場合は、変更の意図をリファクタリング ログ ファイルに保存できます。 詳細については、「チーム環境でのデータベース オブジェクトのリファクタリング」を参照してください。

  6. データベースの配置時にデータベースをシングルユーザー モードにするには、[シングル ユーザー モードで展開スクリプトを実行する] チェック ボックスをオンにします。 それ以外の場合は、チェック ボックスをオフにします。

  7. プロジェクトの配置時にデータベースをバックアップするには、[配置前にデータベースをバックアップする] チェック ボックスをオンにします。 配置プロセスとは別にデータベースをバックアップする場合は、このチェック ボックスをオフにします。

  8. プロジェクトの配置時にプロジェクトで定義されていないオブジェクトをターゲット データベースから削除するには、[ターゲット データベースにあってデータベース プロジェクトにないオブジェクトに対して DROP ステートメントを生成する] チェック ボックスをオンにします。 それ以外の場合は、チェック ボックスをオフにします。

  9. 変更の配置時に共通言語ランタイム (CLR: Common Language Runtime) 型を初期化するオブジェクトを削除して再作成するには、[CLR 型の更新に ALTER ASSEMBLY ステートメントを使用しない] チェック ボックスをオンにします。 それ以外の場合は、このチェック ボックスをオフにすると、可能な場合はアセンブリが変更されます。

  10. [ファイル] メニューの [FileName.deploymentconfig の保存] をクリックします。ここで、FileName は変更する配置ファイルの名前です。

参照

処理手順

チュートリアル : バージョン管理されたデータベースの新規作成と配置

チュートリアル: 既存のバージョン管理されたデータベースへの変更の配置

チュートリアル : 隔離されたデータベース開発環境の作成

概念

データベースのビルドおよび分離開発環境への配置

データベースのビルドとステージング環境または稼動環境への配置

データベースのビルドおよび配置の概要