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方法: コマンド プロンプトからスキーマをインポートする

更新 : 2010 年 7 月

コマンド プロンプトで VSDBCMD ツールを使用すると、データベースまたはサーバーから .dbschema ファイルにオブジェクトと設定をインポートできます。 詳細については、「他のデータベースを参照するデータベースのチーム開発の開始」を参照してください。 Visual Studio Premium を使用するコンピューターから、オブジェクトと設定をインポートする元のデータベースまたはサーバーにネットワーク アクセスできない場合、このツールを利用できます。 このツールを使用するには、ツールと次のファイルをネットワーク接続を介してコピーするか、ユニバーサル シリアル バス (USB) ドライブにコピーします。

  • DatabaseSchemaProviders.Extensions.xml

  • Microsoft.Data.Schema.dll

  • Microsoft.Data.Schema.ScriptDom.dll

  • Microsoft.Data.Schema.ScriptDom.Sql.dll

  • Microsoft.Data.Schema.Sql.dll

  • Microsoft.Data.Schema.Utilities.dll

  • Microsoft.SqlServer.BatchParser.dll

  • Sqlceer35en.dll

  • Sqlceme35.dll

  • Sqlceqp35.dll

  • Sqlcese35.dll

  • System.Data.SqlServerCe.dll

  • VSDBCMD.EXE

重要

Visual Studio がインストールされていないコンピューターで VSDBCMD.EXE を使用するには、SQL Server のバージョンと一致するバージョンの Microsoft.SqlServer.BatchParser.dll をインストールする必要があります。 SQL Server 2008 では、次のいずれかのソフトウェアをインストールすると、対象のファイルがインストールされます。

コマンド プロンプトに追加の引数を指定できます。 詳細については、「VSDBCMD.EXE コマンド ライン リファレンス (配置およびスキーマのインポート)」を参照してください。

重要

オブジェクトと設定をデータ層アプリケーション コンポーネント (DAC) プロジェクトにインポートするために、VSDBCMD を使用することはできません。 Visual Studio 内から [DAC のインポート] コマンドまたは [スクリプトのインポート] コマンドを使用する必要があります。 詳細については、「方法 : スクリプトからデータベース オブジェクトをインポートする」を参照してください。また、Microsoft Web サイトの次のページも参照してください。

64 ビットのオペレーティング システムに対する特別な要件

64 ビット オペレーティング システムのコンピューターで VSDBCMD.EXE を使用して配置を行う場合、このトピックで説明した SQL CE アセンブリの 32 ビット バージョンと 64 ビット バージョンを両方ともインストールする必要があります。 必要なファイルをインストールするには、Microsoft Web サイトの「ダウンロードの詳細: Windows デスクトップ用 Microsoft SQL Server Compact 3.5 SP2」を参照してください。

注意

運用サーバーから配置する必要はありません。 ターゲット サーバーとデータベースに接続できる任意のコンピューター (ステージング コンピューターなど) を使用することができます。

BadImageFormatException

VSDBCMD.EXE の実行時に BadImageFormatException が発生する場合、Microsoft .NET Framework 4 をインストールすると、問題が解決します。 詳細については、Microsoft Web サイトの「ダウンロードの詳細: Microsoft .NET Framework 4 (スタンドアロンのインストーラー)」を参照してください。

サポートするファイルを USB ドライブにコピーするには

  1. Program Files\Microsoft Visual Studio 10.0\VSTSDB\Deploy フォルダーに移動し、そのフォルダーの内容を USB ドライブにコピーします。

  2. Program Files\Microsoft SQL Server Compact Edition\v3.5 フォルダーに移動し、このトピックで前述した DLL 一式を USB ドライブにコピーします。

    次に、これらのファイルを使用して、データベースまたはサーバーのオブジェクトおよび設定をインポートします。

VSDBCMD を使用してデータベースのオブジェクトと設定をインポートするには

  • コマンド プロンプト ウィンドウを開き、次のコマンド ラインを入力します。

    VSDBCMD /a:Import /cs:" ConnectionString" /dsp:Sql /model:DatabaseName.dbschema
    

    DatabaseName には、.dbschema ファイルに付ける名前を指定します。

    ConnectionString には、ターゲット データベースへの接続文字列を、データベース名を含めて指定します。 たとえば、AdventureWorks2008 データベースをインポートするには、/cs:"Data Source=MyServer/SQL2K8;Integrated Security=True;Pooling=False;Initial Catalog=AdventureWorks2008" と指定します。

VSDBCMD を使用してサーバーのオブジェクトと設定をインポートするには

  • コマンド プロンプト ウィンドウを開き、次のコマンド ラインを入力します。

    VSDBCMD /a:Import /cs:" ConnectionString" /dsp:Sql /model:ServerName.dbschema
    

    ServerName には、.dbschema ファイルに付ける名前を指定します。

    ConnectionString には、インポート元のデータベースへの接続文字列を指定します。 データベース名には master と指定します。 たとえば、/cs:"Data Source=MyServer/SQL2K8;Integrated Security=True;Pooling=False;Initial Catalog=master" と指定します。

参照

参照

VSDBCMD.EXE コマンド ライン リファレンス (配置およびスキーマのインポート)

概念

データベースのビルドとステージング環境または稼動環境への配置

履歴の変更

日付

履歴

理由

2010 年 7 月

ユーザーからのフィードバックに対処するために、接続文字列の要件を明確にしました。

カスタマー フィードバック

2010 年 12 月

顧客からのフィードバックに対処するために、SQL バッチ パーサーおよび .NET Framework 4 のコンポーネントを取得する場所に関する情報を追加しました。

カスタマー フィードバック