作業項目の種類のカテゴリの使用
作業項目の種類のカテゴリを定義して、クエリの実行や、類似しているが異なる名前が割り当てられている情報の追跡に役立てることができます。 カテゴリを使用することで、作業項目の種類とカテゴリが関連付けられます。 作業項目の種類には、特定のカテゴリに属していることを示すタグが付けられます。
各カテゴリには表示名と参照名があり、どちらもチーム プロジェクト内で一意である必要があります。 詳細については、「作業項目トラッキング オブジェクトの名前付け規則」を参照してください。
チーム プロジェクト管理者および Team Foundation 管理者のみが、カテゴリの変更を許可されています。
トピック目次
構文構造
MSF のプロセス テンプレートに対して定義されるカテゴリ
カテゴリに基づく作業項目リストのフィルター処理
構文構造
カテゴリは、チーム プロジェクトによって格納および使用される CATEGORY 要素の CATEGORIES セット内で定義します。 カテゴリを空にすることはできません。 各 CATEGORY 要素には、1 個の DEFAULTWORKITEMTYPE 要素と 0 個以上の WORKITEMTYPE 要素を定義する必要があります。
カテゴリをプロジェクト コレクションに追加するには、witadmin importcategories コマンド ライン ツールを使用して、次の構文をインポートします。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<cat:WITCATEGORY version="1.0" xmlns:cat="https://schemas.microsoft.com/VisualStudio/2008/workitemtracking/typedef">
<CATEGORIES>
<CATEGORY name="Category Name" refname="Category Reference Name" >
<DEFAULTWORKITEMTYPE name="MyCorp.Defect"/>
<WORKITEMTYPE name="work item type name 1" />
<WORKITEMTYPE name=" work item type name 2" />
…
<WORKITEMTYPE name=" work item type name n" />
</CATEGORY>
</CATEGORIES>
各 DEFAULTWORKITEMTYPE 要素と WORKITEMTYPE 要素に指定する各作業項目の種類の名前は、チーム プロジェクトに対して定義されている作業項目の種類に対応している必要があります。 カテゴリ ファイルをインポートすると、以前にインポートした内容は上書きされます。
MSF のプロセス テンプレートに対して定義されるカテゴリ
Microsoft Solutions Framework (MSF) のプロセス テンプレートの 1 つを使用してチーム プロジェクトを作成する場合、次のカテゴリ ファイルを使用して 4 つのカテゴリ (Bug Category、Requirement Category、Shared Steps Category、および Test Case Category) を定義します。 これらの特別に設計されたカテゴリを使用して、Team Foundation の作業項目トラッキングと テスト マネージャー との間のやり取りをサポートできます。
次に示すように、このファイルでは、各カテゴリの既定の作業項目の種類を定義します。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<cat:CATEGORIES xmlns:cat="https://schemas.microsoft.com/VisualStudio/2008/workitemtracking/categories">
<CATEGORY name="Bug Category" refname="Microsoft.BugCategory" >
<DEFAULTWORKITEMTYPE name="Bug" />
</CATEGORY>
<CATEGORY refname="Microsoft.RequirementCategory" name="Requirement Category">
<DEFAULTWORKITEMTYPE name="User Story" />
</CATEGORY>
<CATEGORY refname="Microsoft.SharedStepCategory" name="Shared Step Category">
<DEFAULTWORKITEMTYPE name="Shared Steps" />
</CATEGORY>
<CATEGORY refname="Microsoft.TestCaseCategory" name="Test Case Category">
<DEFAULTWORKITEMTYPE name="Test Case" />
</CATEGORY>
</cat:CATEGORIES>
カテゴリに基づく作業項目リストのフィルター処理
作業項目の種類が選択したカテゴリに属しているすべての作業項目に基づいてリストをフィルター処理する作業項目クエリを定義できます。 このクエリを使用するには、グループ内演算子を使用します。 たとえば、次のフィルター条件では、現在のチーム プロジェクトにあり、そのチーム メンバーに割り当てられていて、Bug Category に属すると定義されているすべての作業項目が返されます。
および/または |
フィールド |
演算子 |
値 |
---|---|---|---|
|
チーム プロジェクト |
= |
@Project |
And |
担当者 |
= |
@Me |
And |
作業項目の種類 |
グループ内 |
バグ カテゴリ |
参照
参照
作業項目の種類のカテゴリのカスタマイズ [witadmin]
概念
プロジェクトの追跡データ、フォーム、ワークフロー、その他のオブジェクトのカスタマイズ