方法: グリッド コントロールの行および列のサイズを変更する
Windows Presentation Foundation (WPF) の Grid コントロールでは、グリッドベースのレイアウトを作成することにより、コントロールの位置をすばやく簡単に決定したり調整したりできます。 デザイン時に、WPF デザイナーで行および列のサイズを変更できます。 既定では、新しい行および列で Star サイズ変更が使用されます。
重要
行または列にコンテンツを追加する前に行または行のサイズを Auto に設定すると、この行または列はデザイナーに表示されません。 このため、正しい行または列にコントロールを配置することが難しくなります。 これ以降、このような動作を回避するには、作業中はスター サイズ変更を使用し、作業の終了時に Auto に変更します。
このトピックでは、デザイン ジェスチャを使用して Grid コントロールの行および列のサイズを変更する方法について説明します。
デザイナーを使用した行の高さの設定
WPF デザイナーで Grid コントロールを選択すると、レールが上側と左側に表示されます。
注意
FlowDirection プロパティが RightToLeft に設定されている場合、行のレールは Grid の右側に表示されます。
デザイナーを使用して行の高さを設定するには
WPF デザイナーで、少なくとも 2 つの行を持つ Grid コントロールを選択します。
サイド レール上にポインターを置きます。
ポインターが十字カーソルに変わり、対応する行のレールの外側にサイズ設定バーが淡色表示されます。
サイズ設定バー上にポインターを置き、サイズ変更オプションを選択します。 サイズ設定オプションは、固定、スター、および自動です。
行の高さを固定値に設定するには、[#] ボタンをクリックします。
XAML ビューで、行の高さが固定値 (n) に更新されます。
スター サイズ変更を使用するように行の高さを設定するには、[*] ボタンをクリックします。
XAML ビューで、行の高さがスター サイズ変更 (n*****) を使用するように更新されます。
自動サイズ変更を使用するように行の高さを設定するには、[自動] ボタンをクリックします。
XAML ビューで、行の高さが自動サイズ変更 (Auto) を使用するように更新されます。
注意
行に内容がない場合に自動サイズ変更を使用すると、高さがゼロになります。 このため、Grid のデザインを続行している間に問題が発生する可能性があります。 この問題を回避するには、行を自動サイズに設定する前に、行に内容を追加します。
サイズ変更オプションを変更せずに終了するには、Esc キーを押すか、サイズ設定バーの外側にポインターを置きます。
デザイナーを使用した列の幅の設定
列の幅を設定する手順は、行の高さの設定と同じです。
デザイナーを使用して列の幅を設定するには
- 前の手順に従いますが、上部のレール上にポインターを置き、サイズ設定バーをアクティブにします。