プロファイルとステレオタイプを使用したモデルのカスタマイズ
Visual Studio Ultimate では、クラスやコンポーネントなどの標準の UML モデル要素を特定の目的に合わせてカスタマイズできます。 要素のプロパティの一覧を変更できるステレオタイプをモデル要素に適用できます。 ステレオタイプは、プロファイルと呼ばれるコレクション内で定義されます。
ステレオタイプを使用するには、パッケージをプロファイルにリンクします。 これにより、プロファイルで定義されているステレオタイプをパッケージ内の要素に適用できます。
Visual Studio Ultimate をインストールするときに、いくつかのプロファイルもインストールされます。 また、独自のプロファイルを定義できます。
ステレオタイプは、要素の [プロパティ] で設定できます。 次の例に示すように、図の主な種類のシェイプについては、適用されたステレオタイプもシェイプに表示されます。
注意
プロファイルを使用してモデルを生成し、そのモデルを他のユーザーと共有する場合、それぞれのコンピューターに同じプロファイルをインストールしなければ、ステレオタイプを表示できません。
関連トピック
タイトル |
説明 |
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モデル要素をパッケージ内に配置して、パッケージをプロファイルにリンクし、ステレオタイプを要素に適用します。 |
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Visual Studio Ultimate をインストールするときに、UML 標準プロファイル L2 および L3 がインストールされます。既定では、すべてのモデルがこれらのプロファイルにリンクされます。 これらのプロファイルによって、モデルに注釈を付けるために使用できるステレオタイプが提供されます。 たとえば、«specification» ステレオタイプをクラスに適用して、クラスの使用目的が、そのインスタンスの外部から見える振る舞いの定義のみであることを示すことができます。 |
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独自のアプリケーション領域に適合した独自のステレオタイプとツールを定義できます。 たとえば、銀行業務ソフトウェアを開発する場合、クラスに適用できる «Account» ステレオタイプを定義できます。 これにより、クラス図を使用して複数の異なる種類の口座および口座間の関係を記述できます。 |
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他のユーザーから UML プロファイルを受け取った場合、それは自分のコンピューターにインストールできます。 |
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カスタム ツールボックス項目を使用すると、新しい要素にステレオタイプを繰り返し設定する手間を省くことができます。 |
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このサンプル コードは、UML 図を拡大します。 要素のステレオタイプに従って、UML 図形の色を自動的に設定します。 |