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サーバー : サーバー ドキュメントの実装

ここでは、アプリケーション ウィザードで OLE サーバー オプション (ミニサーバー、フル サーバーなど) を指定せずに、直接サーバー ドキュメント (サーバー ドキュメント クラス) を実装する方法について説明します。

サーバー ドキュメント クラスを定義するには

  1. CDocument ではなく、COleServerDoc の派生ドキュメント クラスを作成します。

  2. COleServerItem の派生サーバー アイテム クラスを作成します。

  3. サーバー ドキュメント クラスのメンバー関数 OnGetEmbeddedItem を作成します。

    OnGetEmbeddedItem は、コンテナー アプリケーションのユーザーが埋め込みアイテムを生成または編集するときに呼び出されます。 この関数は、ドキュメント全体を表すアイテムを返す必要があります。 この戻り値は、COleServerItem の派生サーバー アイテム クラスのオブジェクトです。

  4. メンバー関数 Serialize をオーバーライドし、サーバー ドキュメントをシリアル化できるようにします。 特にその用途がない場合は、サーバー アイテムのリストをシリアル化する必要はありません。 詳細についてを参照してくださいサーバー アイテムの実装サーバー:サーバー アイテム

サーバー ドキュメントを生成すると、フレームワークは自動的にドキュメントを OLE システム DLL に登録します。 これによって、DLL はサーバー ドキュメントを識別できるようになります。

詳細については、『MFC リファレンス』の「COleServerItem クラス」および「COleServerDoc クラス」を参照してください。

参照

概念

サーバー

サーバー : サーバー アイテム

サーバー : サーバーの実装

サーバー : 埋め込み先フレーム ウィンドウの実装